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ボルボ、「滑りやすい路面」「危険箇所」を車両同士で共有・警告するシステムを欧州全域で導入
すでに販売された特定モデルでも後付け装備可能
2019年4月16日 13:51
- 2019年4月15日(現地時間)発表
ボルボ・カーズは4月15日(現地時間)、業界初の革新的なコネクテッド・セーフティ技術「ハザード・ライト・アラート」「スリッパリィー・ロード・アラート」を来週以降から欧州全域で利用可能にすると発表した。日本導入は現段階では未定。
ボルボ車同士が互いに通信を行ない、付近の「滑りやすい道路」や「危険な場所」に関するリアルタイム情報をクラウドベースのネットワークを介して共有。ドライバーに警告を行なうハザード・ライト・アラートとスリッパリィー・ロード・アラートは、2016年にスウェーデンとノルウェーで発売された「90シリーズ」で初導入。2020年モデルからボルボの全新型車に標準装備されるほか、すでに販売された新世代プラットフォームの「SPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)」「CMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)」をベースとするボルボ車でも後付け装備として利用可能になる。
ボルボ・カーズは車両同士がブランドの違いを超えて交通安全に関する匿名データを共有するよう他社にも繰り返し呼びかけており、ボルボ・トラックとは2018年以来、スウェーデンとノルウェーにおいて自車付近の危険な状況をドライバーに警告するためのデータを共有。発表内でボルボ・カー・セーフティ・センター所長のマリン・エークホルム氏は「セーフティ・データをリアルタイムで共有する車両が増えれば増えるほど、道路の安全性は高まります。ボルボは交通安全への取り組みを共有する他のパートナーと、さらなる協力関係を構築したいと望んでいます」とコメントしている。