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ホンダ、「シャトル」マイナーチェンジ。内外装の刷新とともにオートハイビーム採用

新色「ブリティッシュグリーン・パール」追加

2019年5月10日 発売

シャトル:177万5520円~272万1600円

シャトル 助手席回転シート車:187万2720円~241万560円

シャトル HYBRID Z Honda SENSING

 本田技研工業は5月10日、コンパクトステーションワゴン「シャトル」をマイナーチェンジして発売した。また、シャトルをベースとする福祉車両「助手席回転シート車」もあわせてマイナーチェンジを実施。価格はシャトルが177万5520円~272万1600円、シャトル 助手席回転シート車が187万2720円~241万560円。

 今回のマイナーチェンジでは内外装のブラッシュアップを行ない、ボディカラーに新色「ブリティッシュグリーン・パール」を追加して8色展開に拡大。安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」では既存の8機能に加え、一部グレードで「オートハイビーム」を標準装備化。オートハイビームを装備した車両は経済産業省や国土交通省などが推進する安全運転サポート車のうち、高齢運転者にとくに推奨する「セーフティ・サポートカーS(通称:サポカーS)」の「ワイド」となった。

シャトル
モデルエンジン変速機駆動方式価格WLTCモード燃費
HYBRID Honda SENSING直列4気筒DOHC 1.5リッター+モーター7速DCT2WD(FF)2,118,960円25.2km/L
4WD2,313,360円22.0km/L
HYBRID X Honda SENSING2WD(FF)2,374,920円24.8km/L
4WD2,569,320円22.0km/L
HYBRID Z Honda SENSING2WD(FF)2,559,600円22.8km/L
4WD2,721,600円20.4km/L
G Honda SENSING直列4気筒DOHC 1.5リッター直噴CVT2WD(FF)1,775,520円19.4km/L
4WD1,969,920円17.2km/L
シャトル 助手席回転シート車
モデルエンジン変速機駆動方式価格
HYBRID Honda SENSING直列4気筒DOHC 1.5リッター+モーター7速DCT2WD(FF)2,216,160円
4WD2,410,560円
G Honda SENSING直列4気筒DOHC 1.5リッター直噴CVT2WD(FF)1,872,720円
4WD2,067,120円
シャトル HYBRID Honda SENSING
シャトル G Honda SENSING
シャトル HYBRID X Honda SENSING
シャトル 助手席回転シート車 HYBRID Honda SENSING

 外観では前後バンパーの形状を改め、LEDフォグランプをこれまでの丸形から横一列に変更。テールゲートとリアコンビネーションランプのデザインも一新して、横方向のラインを強調して低重心でワイドなイメージを表現している。

 このほか一部グレードでは、アウタードアハンドルや前後バンパー、サイドシルモールなどにクロームメッキの加飾を使って上質感を高めている。

HYBRID X Honda SENSINGとHYBRID Z Honda SENSINGに標準装備するLEDフォグランプは、形状を丸形から横一列に変更
クロームメッキ加飾のアウタードアハンドルとサイドシルモールはHYBRID Z Honda SENSING専用
ボディカラーの新色「ブリティッシュグリーン・パール」
「プレミアムベルベットパープル・パール」(3万2400円高)
「ミッドナイトブルービーム・メタリック」(3万2400円高)
「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」(5万4000円高)
「クリスタルブラック・パール」
「シャイニンググレー・メタリック」
「ルナシルバー・メタリック」
「プラチナホワイト・パール」(3万2400円高)
シャトルの走行イメージ
G Honda SENSINGに搭載する直列4気筒DOHC 1.5リッター直噴i-VTECエンジン。最高出力は95kW(129PS)/6800rpm、最大トルクは153Nm(15.6kgfm)/4600rpmを発生
HYBRID X Honda SENSINGとHYBRID Z Honda SENSINGは前後サスペンションに「振幅感応型ダンパー」を標準装備
4WDはビスカスカップリング式を採用する

 インテリアではシートデザインを変更し、上級仕様のHYBRID Z Honda SENSINGではシフトセレクターやエアコン吹き出し口、センターコンソールなどの加飾パネルをピアノブラックに変えて上質感をアップ。また、HYBRID Z Honda SENSINGはオプション設定で本革シートを選択できるようにした。

 これに加え、HYBRID X Honda SENSINGとHYBRID Z Honda SENSINGで標準装備する「リアセンターアームレスト」に、2個分のドリンクホルダーを新設して使い勝手を向上させている。

シフトセレクターやエアコン吹き出し口などが従来のシルバーからピアノブラックに変更されたHYBRID Z Honda SENSINGのインテリア
シートカラーはネイビーブラックで、表皮はダブルステッチの「プライムスムース×ファブリック」コンビシート
HYBRID X Honda SENSINGのインテリア
シートカラーはブラックで、表皮は「プライムスムース×ファブリック」コンビシートとなる
G Honda SENSINGのインテリア
ブラックのファブリックシートを採用する
「リアセンターアームレスト」に2個分のドリンクホルダーを新設
HYBRID Z Honda SENSINGは本革シートを新たにオプション設定
全車オーディオレスが標準で、HYBRID X Honda SENSINGとHYBRID Z Honda SENSINGには7インチワイドディスプレイの「インターナビ+リンクアップフリー+ETC車載器」をメーカーオプション設定する
フロントシート間にある「ハイデッキセンターコンソール」のドリンクホルダーは深さを2段階に変更可能。長いペットボトルからコンビニエンスストアなどで販売しているペーパーカップのコーヒーなどに幅広く対応する
フロントシート下に燃料タンクを設置するセンタータンクレイアウトにより、定員乗車時で570L、リアシートを前方に倒した2名乗車時で1141Lのラゲッジスペース容量を実現。リアシート格納時は荷室長が184cmとなる
シートバックと座面が連動して前方にダイブダウンし、ラゲッジフロアとフラットにつながる
定員乗車時でも9.5型のゴルフバッグ4個を横積み可能
「フィット」と同じ「ULTR SEAT(ウルトラシート)」を採用する

「オートハイビーム」装着車は「サポカーS・ワイド」に

シャトルは全車で「Honda SENSING(ホンダ センシング)」標準装備

 ミリ波レーダーと単眼カメラを利用する安全運転支援システムのホンダ センシングでは、「衝突軽減ブレーキ(CMBS)」や「誤発進抑制機能」「歩行者事故低減ステアリング」といったこれまでに採用済みの8種類に加え、「LEDヘッドライト」(HYBRID X Honda SENSINGとHYBRID Z Honda SENSINGに標準装備。HYBRID Honda SENSINGとG Honda SENSINGはメーカーオプション)装着車に、先行車両や対向車を検知してヘッドライトのハイビームとロービームを自動的に切り替える「オートハイビーム」を追加。ハイビームを利用しやすくして夜間走行をアシストする。

「LEDヘッドライト」にヘッドライトのハイビームとロービームを自動的に切り替える「オートハイビーム」を追加
「衝突軽減ブレーキ(CMBS)」の作動イメージ
「誤発進抑制機能」の作動イメージ
「歩行者事故低減ステアリング」の作動イメージ
「路外逸脱抑制機能」の作動イメージ
「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」の作動イメージ
「車線維持支援システム(LKAS)」の作動イメージ
「先行車発進お知らせ機能」の作動イメージ
「標識認識機能」の作動イメージ
「VSA(ビークルスタビリティアシスト)」も全車標準装備となる
ホンダ「シャトル」広報動画(53秒)