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英ランドローバー、新型「ディフェンダー」プロトタイプを公開。2019年後半に世界初公開

ケニアのボラナ野生保護区でテストを実施

2019年4月30日(現地時間) 発表

新型「ディフェンダー(DEFENDER)」のプロトタイプ車両

 英ジャガー・ランドローバーは、2019年後半にワールドプレミアを予定している新型「ディフェンダー(DEFENDER)」のプロトタイプ車両を公開。Webサイトでカモフラージュが施された新型ディフェンダーのプロトタイプ車両が走行する写真を掲載している。

 新型ディフェンダーの開発では、ドイツのニュルブルクリンクでのダイナミクス走行に加えて、英国イーストナーの泥地、米国ユタ州モアブの険しい岩場、ドバイの砂丘など、あらゆる地形で実地テストを実施。そのテスト走行距離は120万kmに達するという。

 今後も2019年後半のワールドプレミアまでに、50℃にもなる砂漠、-40℃の北極圏、米国コロラド州ロッキー山脈の1万フィートといった、地球上で最も過酷といわれる環境において4万5000項目のテストを実施するとしている。

新型ディフェンダーのプロトタイプ車両
新型ディフェンダーのプロトタイプ車両
新型ディフェンダーのプロトタイプ車両

 ランドローバーのブランド誕生から71周年の記念日となる4月30日(現地時間)の「World Land Rover Day」では、最終フィールドテストの計画を発表。アフリカ野生動物保護組織「Tusk Trust(タスク・トラスト)」の協力のもと、新型ディフェンダーのプロトタイプ車両を使って、ケニアのボラナ野生保護区の過酷な地形で、重量物の牽引や渡河走行、資材の運搬などの実地テストを行なうという。

新型ディフェンダーのプロトタイプ車両

 ジャガー・ランドローバーのプロダクト・エンジニアリング担当エグゼクティブ・ディレクター ニック・ロジャース氏は「広範囲におよぶシミュレーションやリグテストに加え、あらゆる地形や極限の気候条件下で新型ディフェンダーを120万km走行させ、ランドローバー史上最もタフで走破能力に長けたモデルを目指して開発に取り組んでいます。このたび、Tusk Trustのサポートにより、ケニアのボロナ野生保護区で貴重なフィールドテストの機会を得ることができました。ランドローバーのエンジニアたちは、この最終テストで新型ディフェンダーが開発目標を達成していると確信することができるでしょう」とコメントしている。

新型ディフェンダーの開発テスト計画