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英ランドローバー、新型「ディフェンダー」走行テストをドバイの極限環境下で実施
赤十字とのパートナーシップで実現した動画も公開
2019年8月6日 21:06
- 2019年8月2日(現地時間)発表
英ジャガー・ランドローバーは8月2日(現地時間)、2019年後半にワールドプレミアを予定している新型「ディフェンダー(DEFENDER)」で実施した新たなテストプログラムについて、公式YouTubeの動画と写真などを公開した。
今回のテストプログラムでは、UAEのドバイにある「国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)」の国際車両拠点に開発チームが足を運び、あらゆる地形を走破するオフロード専門家がテストプログラムを実施。新型ディフェンダーのプロトタイプ車両を使い、起伏の激しい砂漠の中でも路面の柔らかい砂丘や急な上り坂、険しい斜面、見通しのわるい丘の頂上などをIFRCの専門家たちが走破。また、気温40℃以上の状況下で2000m級の山にあるジェベルジェイス・ハイウェイのヘアピンカーブをクリアして、新型ディフェンダーが快適で確かなハンドリングを提供することを実証した。
中東地域では1954年に、「ランドローバー」が初の特定用途向けとなる「移動診療所」として活動を開始。ランドローバーとIFRCはこの1954年から65年に渡ってグローバル・パートナーシップを継続しており、節目となる2019年に、ランドローバーは創設100周年を迎えるIFRCと3年間のさらなるパートナーシップを締結。インド、メキシコ、オーストラリアなどで防災・災害対策の取り組みを支援していく。
IFRCの国際車両&ロジスティクス・チームの責任者であるIlir Caushaj氏は「私たちは、地球上で最も険しい道やたどり着くのが困難な地域で活動しているため、あらゆる備えが必要です。危機に瀕していて支援の必要な地域、それが世界中の誰であれどこであっても到達できるランドローバーと、1954年から長期的な協力関係を築けていることを誇りに思います」とコメント。
ジャガー・ランドローバーのプロダクト・エンジニアリング担当エグゼクティブ・ディレクターであるニック・ロジャース氏は「ドバイの砂丘は、ランドローバー史上最もオフロード走破能力に長けた『ディフェンダー』のパフォーマンスを検証するのに最適な場所です。タイヤの全径は最大815mmあり、接地面積が非常に大きく、そしてさまざまな地形をモニターして最適なトラクションを配分するため、オフロードおよびオンロードで優れた走りを発揮します」と述べている。