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マツダ、売上高2.6%増も営業利益43.3%減の830億円に。2019年3月期決算説明会

2020年3月期見通しは売上高3兆7000億円、営業利益1100億円に

2019年5月9日 開催

マツダ株式会社 常務執行役員 藤本哲也氏

 マツダは5月9日、2019年3月期(2018年4月1日~2019年3月31日)の連結決算を発表。同日、東京において決算説明会が開催され、同社 常務執行役員 藤本哲也氏が説明を行なった。

 発表によると2019年3月期の連結業績は、売上高3兆5647億円(前期比2.6%増)の増収となったものの、営業利益は830億円(同43.3%減)、経常利益は1168億円(同32.2%減)、当期純利益は635億円(同43.4%減)となった。

 グローバル販売台数は対前年4%減の156万1000台。日本やASEAN地域で販売が増加する一方、中国/米国/オーストラリアの台数減少により前年を下回る販売となった。クロスオーバーSUVについては、CX-5、CX-8の商品改良モデルにより好調な販売を継続しているという。

2019年3月期の実績

 前期比634億円の減益となった営業利益の主な増減要因については、コスト改善で198億円の増益、研究開発費で13億円の増益要因があったものの、台数・車種構成で147億円の減益、為替で381億円の減益、その他で317億円の減益要因があった。

2019年3月期の営業利益変動要因

 なお、セグメント別の業績については、日本は売上高が2兆8840億円(前期比1.1%増)、営業利益は225億円(前期比72.5%減)。北米は売上高が1兆3462億円(同0.9%減)、営業利益は217億円(同19.6%減)、欧州は売上高が7231億円(同1.4%増)、営業利益は129億円(同47.1%増)、その他の地域は売上高が6941億円(同2.4%増)、営業利益は242億円(同4.7%減)となっている。

 2020年3月期(2019年4月1日~2020年3月31日)連結業績の見通しについては、売上高3兆7000億円(前期比3.8%増)、営業利益1100億円(同32.5%増)、経常利益1250億円(同7.0%増)、当期純利益は800億円(同26.0%増)、グローバル販売台数については161万8000台(同3.6%増)と予想した。

2020年3月期の見通し

 2020年3月期に向けて藤本氏は、新世代商品の新型「Mazda3」と「CX-30」の導入を本格的に開始するとともに、事業環境の変化に対応しながら新世代商品/新技術の開発・導入などの将来に向けた主要施策を推進していくとの考えを示した。

主要施策の進捗