ニュース
ランドローバー、「レンジローバー イヴォーク」FMC。ブランド初のMHEVモデルラインアップ
ランドローバー初の装備を多数採用
2019年6月1日 09:00
- 2019年6月1日 受注開始
- 461万円~821万円
ランドローバー(ジャガー・ランドローバー・ジャパン)は、ラグジュアリー・コンパクトSUVの「レンジローバー イヴォーク」をフルモデルチェンジして6月1日から受注を開始する。価格は461万円~821万円。
レンジローバー イヴォークは2010年に発表され、2011年の発売(日本での発売開始は2012年3月)以来、世界中で累計80万台以上を販売し、210以上の国際的な賞を獲得。今回初めてとなるフルモデルチェンジを行ない、ひと目で“イヴォーク”と分かる特徴的なクーペスタイルのシルエットを継承しながら、“Reductionism(還元主義)”というデザイン理念を取り入れ、よりモダンなデザインに進化。また、最新のテクノロジーと利便性、実用性、ランドローバーとしての走破能力により磨きをかけ、「ラグジュアリー・コンパクトSUVのスタンダードを再定義するモデル」とした。
ディーゼルモデル
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
レンジローバー イヴォーク D180 | 直列4気筒 2.0リッターターボディーゼル(180PS/420Nm) | 9速AT | 4WD | 5,230,000円 |
レンジローバー イヴォーク S D180 | 5,910,000円 | |||
レンジローバー イヴォーク SE D180 | 6,670,000円 | |||
レンジローバー イヴォーク R-DYNAMIC S D180 | 6,420,000円 | |||
レンジローバー イヴォーク R-DYNAMIC SE D180 | 7,000,000円 | |||
レンジローバー イヴォーク FIRST EDITION D180 | 8,210,000円 |
ガソリンモデル
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
レンジローバー イヴォーク P200 | 直列4気筒 2.0リッターターボ(200PS/320Nm) | 9速AT | 4WD | 4,610,000円 |
レンジローバー イヴォーク S P200 | 5,280,000円 | |||
レンジローバー イヴォーク SE P200 | 6,050,000円 | |||
レンジローバー イヴォーク SE P250 | 直列4気筒 2.0リッターターボ(249PS/365Nm) | 6,460,000円 | ||
レンジローバー イヴォーク R-DYNAMIC S P250 | 6,020,000円 | |||
レンジローバー イヴォーク R-DYNAMIC SE P250 | 6,790,000円 | |||
レンジローバー イヴォーク R-DYNAMIC HSE P250 | 7,470,000円 | |||
レンジローバー イヴォーク FIRST EDITION P250 | 7,990,000円 |
マイルドハイブリッドモデル
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
レンジローバー イヴォーク R-DYNAMIC S P300 MHEV | 直列4気筒 2.0リッターターボ(300PS/400Nm) | 9速AT | 4WD | 6,560,000円 |
レンジローバー イヴォーク R-DYNAMIC SE P300 MHEV | 7,330,000円 | |||
レンジローバー イヴォーク R-DYNAMIC HSE P300 MHEV | 8,010,000円 |
48Vバッテリー搭載のジャガー・ランドローバー初MHEV
エンジンは出力の異なる4種類をラインアップ。132kW(180PS)/430Nmを発生する直列4気筒 2.0リッターINGENIUMディーゼルエンジン「D180」と、147kW(200PS)/320Nm、183kW(249PS)/365Nmを発生する直列4気筒 2.0リッターINGENIUMガソリンエンジン「P200」「P250」に加え、ジャガー・ランドローバー初となるMHEV(マイルド・ハイブリッド)モデル「P300 MHEV」を設定。
MHEVモデルは、221kW(300PS)/5500rpm、400Nm/1500-4500rpmを発生する直列4気筒 2.0リッターINGENIUMガソリンエンジンと、48Vバッテリー、BISG(ベルト・インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)、コンバーターを搭載。17km/h以下に減速すると、エンジンを停止させて減速エネルギーを蓄電し、溜めたエネルギーを発進時に動力として活用することで、渋滞などの低速域で走行する際に静かで効率的な走行ができ、燃費も向上するとした。なお、0-100km/h加速は6.6秒、最高速は242km/hとなる。
走破性能面では、振動を最小限に抑える新設計のマクファーソン式ハイドロブッシュ・フロントサスペンションと、縦方向と横方向の力を分離して、快適な乗り心地と、シャープでダイナミックなレスポンスを提供するというインテグラルリンク式リアサスペンションにより、安定した走りと静粛性を実現。
加えて、オンロード、泥/わだち、草/砂利/雪、砂地の4つのモードから選択できる「テレイン・レスポンス2」をレンジローバー イヴォーク初搭載。オート機能を選択すると、路面状況をモニタリングし、状況に応じて最適なサスペンション、トランスミッション、トラクションなどの車両設定を自動制御する。なお、最大渡河推進は従来比100mm増の600mmとなる。
さらに、車両の走行状況に応じて前後輪のトルク配分をシームレスに調整する「アクティブ・ドライブライン」(P300 MHEV)および、「エフィシェント・ドライブライン」(P300 MHEV以外)を搭載。通常時の前後トルク配分は60:40だが、安定走行時には前輪駆動にして燃費を向上させる。
最新機能として、ボンネットがないかのようにフロント下180度の視角を確保する世界初の技術「ClearSightグラウンドビュー」を採用。システムは30km/h以下で作動し、フロントグリルと両サイドのドラミラーに設置したカメラの映像をタッチスクリーンに映し、段差のある中央分離帯や、オフロードなど障害物のある路面の走行をサポートする。
また、ジャガー・ランドローバー初となる、視野角50度の高解像度映像をルームミラーに映し出して視認性を高め、乗員や荷物で後方視界が遮られない「ClearSightインテリア・リアビューミラー」も設定した。
AIアルゴリズム用いた「スマート・セッティング」などランドローバー初採用のアイテムを多数装着
エクステリアデザインでは、レンジローバー独特の傾斜したルーフラインとリアに向かって上昇するウエストラインを持ち、ドアパネルに格納される「デプロイアブル・ドアハンドル」やシャープな印象を与える超薄型マトリックスLEDヘッドライトでボディを際立たせた。さらに、「R-DYNAMIC」グレードには専用のディテールとコッパーのアクセントを追加した。
ボディカラーは、新色「ソウルパールシルバー」「ノリータグレー(FIRST EDITON専用色)」を加え、全13色展開とした。
繊細な英国のクラフトマンシップを凝縮したというインテリアでは、10インチの2つの高解像度のタッチスクリーンから構成される最新のインフォテインメント・システム「Touch Pro Duo」を装備。シートカラーには新しく「クラウド」「ディープガーネット」を追加したほか、シート素材は従来のレザーに加え、高い耐久性を誇るウール混紡の「Kvadratプレミアムテキスタイル」やリサイクル素材を活用した「Dinamica スエードクロス」、ユーカリ素材を使った「Eucalyptusメランジ・テキスタイル」、しなやかな風合いと高い通気性、抗菌性が特徴の「Ultrafabricsポリウレタン」を揃えた。
また、電動化に対応する99%新設計の「PTA(Premium Transverse Architecture)」を採用して、ホイールベースを20mm延長。これにより、リアシートのレッグルームやトランクルームを拡張したほか、タブレットやバッグ、ペットボトルなどの収納スペースも確保。40:20:40の分割可倒式リアシートを倒すと、通常時591Lのトランク容量を最大1383Lまで拡大可能とした。
コネクティビティも充実させており、離れた場所からクルマの情報を確認・操作できる「リモート」を標準装備。スマートフォンのアプリを車両のタッチスクリーンから操作できる「InControlアプリ」、最大8つのデバイスに接続可能な4Gの「Wi-Fiホットスポット」、高画質の2D/3Dマップを表示して快適な移動をアシストする「ナビゲーションプロ」に加え、Android AutoやApple CarPlayにも対応した。
そのほかにも、AI(人工知能)アルゴリズムを駆使してドライバーの好みや行動パターンに合わせた設定をサポートする「スマート・セッティング」をランドローバー初設定。リモートキーとスマホのBluetoothを介してドライバーを認識し、ドライバーの好みに応じてシートポジションやステアリングコラム、温度設定、シートマッサージ設定、インフォテインメントなどをカスタマイズ設定可能とした。
また、ランドローバー初対応となる、ワイヤレス接続で最新のソフトウェアにアップデートできる「SOTA(Software Update Over The Air)」も採用した。
■2020年モデル限定グレード「FIRST EDITION」
2020年モデルのみの限定グレード「FIRST EDITION」も用意。「R-DYNAMIC SE」(D180、P250)をベースに、「20インチ5スプリットスポーク“スタイル5079”ホイール(グロスダークグレー・コントラスト・ダイヤモンドターンド・フィニッシュ)」「ブラックコントラスト・パノラミックルーフ」「デュオトーンシート(クラウド/エボニーグレインレザー)に加え、専用の「FIRST EDITION」スクリプト付イルミネーテッドメタル・トレッドプレートやカーペットマットを装備。
ボディカラーはFIRST EDITION専用色のノリータグレーのほか、ソウルパールシルバー、ユーロンホワイトも選択可能とした。