ベントレー、まったく新しい「フライングスパー・グランドツーリング・セダン」の動画など公開

新型「フライングスパー」

　ベントレーモーターズジャパンは、ベントレー・モーターズが創業100周年を迎える2019年、まったく新しい第3世代のフライングスパー・グランドツーリング・セダンを発表する。世界初公開は6月11日、英国夏時間の11時（日本時間：19時）を予定。また、発表に先駆けて新型フライングスパーの高速試験の映像を公開した。

　新型フライングスパーは、巡航速度域での安定性と市街地走行での敏捷性の両方を強化するため4輪操舵システムを初めて装備。高速走行中は電子制御システムによって前輪と後輪を同方向（同位相）に操縦して、追い越しや車線変更時の安定性を向上させ、高速走行での確実性と低速走行での利便性を両立させるという。

4輪操舵システムを初搭載

　駆動方式は従来同様に4輪駆動を採用するが、今回初めて、標準的な道路状況であれば後輪にのみ駆動力を供給する機能を装備。クラシックなスポーツセダンのハンドリング特性を得ることを可能とした。また、後輪のどちらかでスリップを検知すると、システムが即座に駆動力を前輪へと送るアクティブオールホイールドライブ機能も搭載する。

　新型フライングスパーでは、ベントレーダイナミックライド（電動式アクティブロールコントロール）も新たに装備。必要に応じてサスペンションの硬さを変化させることで、コーナリングフォースに対抗し、乗員が不快に感じる可能性のあるボディロールを最小限に抑えることが可能。ハンドリングと乗り心地をさらに向上させる。

　新型フライングスパーが先代モデルから受け継いだのは歴史的な車名だけだといい、この新型4ドアセダンはドライバーとパッセンジャーに比肩するもののないツーリングエクスペリエンスをもたらすだろうと予告している。

　なお、ベントレー・モーターズの特設サイト（英文）で登録すると新型フライングスパーに関する情報を得ることができる。