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ベントレー、最高速333km/hの新型ラグジュアリー4ドアスポーツセダン「フライングスパー」日本導入発表会

最高出力635PSのW12気筒 6.0リッターツインターボエンジン搭載

2019年12月4日 開催

2667万4000円

新型「フライングスパー」

 ベントレーモーターズジャパンは12月4日、第3世代となった4ドアスポーツセダンの新型「フライングスパー」を公開した。価格は2667万4000円で、日本でのデリバリーは2020年第2四半期を予定している。

 新型フライングスパーのボディサイズは5316×1978×1484mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースは3194mm。車両総重量は2437kg。

 パワートレーンは、最高出力467kW(635PS)、最大トルク900Nmを発生するW型12気筒 6.0リッターツインターボエンジンを搭載。トランスミッションは8速DCTを組み合わせて、駆動方式は4WDとなる。パフォーマンスでは最高速333km/hを実現。0-100km/h加速は3.8秒(0-60mph加速3.7秒)となる。

 新型フライングスパーは、世界最先端のラグジュアリーグランドツーリングスポーツセダンと位置付けるモデル。従来モデルより130mm延長されたホイールベースによって居住空間を確保しつつ、ベントレー初のオールホイールステアリングを採用するなど、スポーツセダンの敏捷性とリムジンの洗練性を合わせ持たせたという。

新型フライングスパー

自らステアリングを握るも、後席に座るもよしの世界最先端のラグジュアリーグランドツーリングスポーツセダン

ベントレーモーターズジャパン 代表のティム・マッキンレイ氏

 同日開催された発表会には、ベントレーモーターズジャパン 代表のティム ・マッキンレイ氏が登壇。新型フライングスパーについて「自らステアリングを握るも、後席に座るもよしという、リムジンのような贅沢さとスポーツセダンの性能を兼ね備えたクルマです。その姿はこれまでにない威厳を放ち、インテリアは世界トップレベルの品質とデザインで彩られ、ユーザーを第一に考えた最新技術を搭載しています。この新型フライングスパーはひと言で言い表すのであれば、世界最先端のラグジュアリーグランドツーリングスポーツセダンです」と紹介した。

ベントレーモーターズジャパン マーケティング&PR、アカデミーマネージャーの横倉典氏

 商品特徴についてはベントレーモーターズジャパン マーケティング&PR、アカデミーマネージャーの横倉典氏が説明した。

歴代モデルの紹介
新型フライングスパーのエクステリアを紹介するスライド
バーチカルベーンと呼ぶ垂直なグリルを採用するフロントデザイン
格納式となったフライングBマスコットは13年ぶりにデザインを変更
リアデザインの特徴を紹介するスライド
従来モデルと新型モデルのボディサイズ

 エクステリアでは、130mm前方にフロントアクスルを移動することで重量バランスを改善するとともに、短くなったオーバーハングによってよりダイナミックなデザインを実現。また、ボディサイズについては従来モデルに対してホイールベースは129mm拡大しつつ、全長で+21mm、全幅で+2mm、全高で-4mmとほぼ同様のボディサイズに収めていることが強調された。

オールホイールステアリング採用のメリット
パワートレーンについてのスライド
運転支援システムを紹介するスライド
オーディオシステム

 また、初採用されたオールホイールステアリングによって、取りまわし性能については最小回転直径は従来モデルの12.10mに対して、新型モデルでは11.05mを実現。高速時にはスタビリティの向上を果たすという。

さまざまなオプションが用意されるインテリア

 インテリアでは、操作系は「コンチネンタルGT」共通としつつ、後席まで続くデザインコンセプトの採用や15色のインテリアカラーを用意するなど、後席の世界観を醸成させたという。

 新型フライングスパーについて、横倉氏は「昨今、高級SUV市場にすごく注目が集まって、高級ラグジュアリーサルーンセグメントというものが、お客さまの目からちょっと離れがちになっていると思われますが、今回のこの新しいフライングスパーの導入は、高級サルーンマーケットをもう1回復権できるような、そういう力を持ったモデルだと思ってます」と日本導入への意気込みを述べた。

フロントのインテリア
後席のインテリア
「バーチカルベーン」と呼ぶ垂直のグリルを採用
最高出力467kW(635PS)、最大トルク900Nmを発生するW型12気筒 6.0リッターツインターボエンジン
トランクスペース
仕様の異なるモデルも展示された
ヘッドライトやテールランプの点灯例
メーターパネルの表示など
ベントレーのクラシックカーが展示された