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ベントレー、2019年の販売台数は1万1006台。7年連続で1万台超え達成

新型「コンチネンタル GT」が販売を後押し

2020年1月16日(現地時間) 発表

ベントレーの2019年の販売台数は前年比5%増の1万1006台に

 ベントレー・モーターズは1月16日(現地時間)、2019年の販売台数が前年比5%増の1万1006台を達成。7年連続で1万台を超える車両を販売したと発表した。

 ベントレーは68か国に238の販売店を擁し、創業100周年を迎えた2019年の最多販売地域は米国の2913台で前年比30%増となり、新型「コンチネンタル GT」がその販売を後押ししたという。欧州では同5%増の2670台を販売し、これは世界全体の24%を占める数値となる。英国では同10%増の1492台、日本では同19%増の522台を販売した。

 そのほか中国では1940台、中東では852台、韓国では129台、アジア太平洋では488台を販売。これらの地域では前年を下まわる販売台数となった。

 2019年は何車種もの新型モデルを導入したことに加え、「コンチネンタル GT W12」「ベンテイガ V8」の世界的な供給力の向上も一因として挙げられるという。コンチネンタル GTは、クーペおよびコンバーチブルの両方に高性能V8エンジンが導入されたことでその需要が高まったとしている。

 また、ラグジュアリーSUV「ベンテイガ」も販売記録を樹立するほどに需要が高く、新たに追加された「スピード」「デザインシリーズ」、ベントレー初の電動化モデル「ベンテイガ ハイブリッド」もその魅力を高めているとした。

 なお、「コンチネンタル GT」は2019年に最も多く販売されたモデルとなり、前年比54%増。ベンテイガは同18%増となった。

「コンチネンタル GT」は2019年に最も多く販売されたモデル

 ベントレー・モーターズの会長兼CEOのエイドリアン・ホールマーク氏は「2019年は、ベントレーにとって多くの理由で特別な年でした。ベントレーは、100年にわたる歴史で4度目の年間販売台数1万1000台超を達成しました。さらに、7年連続で1万台を超える実績を残しました。この結果は、すべての地域での需要の高まり、コンチネンタル GT コンバーチブルの導入が成功裏に行なわれたこと、さらにこの年の5つの主要派生モデルや限定生産モデルの導入によるものです」。

「歴史的に年間販売台数の20%を占めてきたフライングスパーがこれらの販売台数にほとんど加わらなかったことをみても、この実績は注目に値します。この実績は、ベントレーの収益性の回復を確実にし、当社の再建が成功裏に進んでいるこ
とを示しており、2020年、およびこれからの100年に向かうベントレーの可能性を明確に示しています」とコメントしている。

 2020年はベントレー・モーターズの創立から2世紀目となり、ラグジュアリー4ドアグランドツーリングセダンの新型「フライングスパー」の納車が2020年初めに開始される予定。日本での納車は2020年第2四半期以降を予定している。