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ベントレー、「コンチネンタル GT マリナー コンバーチブル」をジュネーブショー 2020で世界初公開

“コンチネンタル GTで最もラグジュアリー”なモデル。日本導入は未定

2020年2月19日(現地時間) 発表

「ジュネーブモーターショー 2020」で世界初公開される新型「コンチネンタル GT マリナー コンバーチブル」

 ベントレーモーターズは2月19日(現地時間)、「ジュネーブモーターショー 2020」(一般公開:3月5日~15日)で新型「コンチネンタル GT マリナー コンバーチブル」を世界初公開すると発表した。

 ベントレーのビスポーク(注文製作)部門であるベントレー マリナーが製作を手がけ、「コンチネンタル GTファミリーの中で最もラグジュアリーなモデル」と位置付けられる車両。W型12気筒 6.0リッター直噴ツインターボエンジンを採用する「コンチネンタル GT コンバーチブル」、V型8気筒 4.0リッターツインターボエンジンを採用する「コンチネンタル GT V8 コンバーチブル」のそれぞれをベース車として設定する。

 ディテールの美しさに強いこだわりを持つユーザーに向け、フロントグリルにクリスタルガラスをイメージした新設計の「ダブルダイヤモンド」を設定。外観ではこのほかにも、ホイールが回転しても正位置を保つセルフレベリングタイプのホイールバッヂを備えるペイント&ポリッシュ仕上げの22インチ10本スポークホイールを採用する。

フロントマスクに誇りと威厳を与える「ダブルダイヤモンド」フロントグリルを採用。新設計の22インチ10本スポークホイールを装着する

 フロントグリルのダブルダイヤモンドのモチーフともなった、ベントレーならではのキルティングパターン「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」は、4人乗車のシートとドアトリム、リアクォーターに加え、このモデルではトノカバーに初採用。

 ダイヤモンド・イン・ダイヤモンドのステッチを相性のいい2色のコントラストステッチに変更し、キルティングの縫い目をさらに際立たせるよう工夫しており、キャビン全体で施されるステッチは約40万針。1つのダイヤモンド模様が正確に712針で形作られ、ひと針ごとがダイヤモンド模様の中心部に向かって配列。この刺繍方法の開発だけで18か月を要しているという。

 インテリアの配色は8種類が用意され、購入者が好みの3色を選択可能。センターコンソールには高度な技術を用いた「コントラストダイヤモンドミル仕上げ」を採用。新設計のブライトリング製高級時計をクロームをあしらったブルズアイベントに囲まれるよう配置する。

インテリアの配色は8種類から好みの3色を選択可能。センターコンソールには高度な技術を用いる「コントラストダイヤモンドミル仕上げ」を採用する

 光の演出では7パターンのムードライティング、マリナートレッドプレートのイルミネーション、ドアミラーから地面に“ベントレーウイング”を映し出すLEDウェルカムライトなどを採用。このほかに装備では、2200W 18スピーカーでアクティブバストランスデューサー2基、20チャンネルアンプ、アクティブバス付きDSPサウンドモード8種類という最先端オーディオ「Naim for ベントレー」も設定する。

 ジュネーブモーターショー 2020の会場に展示されるのは新型コンチネンタル GT マリナー コンバーチブルの第1号車。なお、このクルマの日本導入は未定となっている。

ヘッドレストにマリナーのロゴマークを刺繍で施すほか、シートやドアトリム、トノカバーに「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」のキルティングパターンを設定。キャビン全体でステッチは約40万針におよぶ