ニュース

デンソー、電動航空機用推進システムを米ハネウェルと共同開発

モーターとインバータで飛行する“空のモビリティ”に活用

2019年6月11日 発表

 デンソーは6月11日、米Honeywell International Inc.(ハネウェル)と「電動航空機用推進システム」の共同開発を開始したと発表した。

 世界各国では、大都市化と高密度化による交通量の増加から、タクシーや鉄道などに代わる高速移動手段として“空のモビリティ”、とくに「電動航空機」のニーズが高まっている。この電動航空機は、既存の航空機で搭載するエンジンとは異なり、モーターとインバータによる「電動推進システム」で飛行する新たなモビリティになるという。

 ハネウェルは航空機向けの技術開発で100年以上の実績、デンソーは自動車向けの技術開発で70年の実績を持つ。両社はこれを掛け合わせることで、新たな空のモビリティの開発を加速させ、世の中の安全・環境と、快適・利便に貢献していくとしている。