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アストンマーティン、「DB4 GT ザガート コンティニュエーション」第1号車がル・マン24時間レース会場でデビュー

2020年に「Goldfinger DB5 コンティニュエーション」発表

2019年6月11日(現地時間)発表

DB4 GT Zagato Continuationをル・マン24時間レースの会場で公開

 英アストンマーティンは6月11日(現地時間)、イタリアのデザインハウス「ザガート」が設立100周年を迎えることを記念して作られる「DBZ Centenary Collection(センテナリー コレクション)」のうちの1台、「DB4 GT Zagato Continuation(ザガート コンティニュエーション)」の第1号車をル・マン24時間レース(決勝レース:6月15日~16日)の会場で公開すると発表した。

 DBZ Centenary CollectionはDB4 GT Zagato Continuationと「DBS GT Zagato」の2台で構成され、19台限定で製造。コレクションの価格は600万ポンド(税別)とアナウンスされている。最初の納車はDB4 GT Zagato Continuationが2019年第3四半期、DBS GT Zagatoが2020年第4四半期を予定しているという。

DB4 GT Zagato Continuation

 DB4 GT Zagato ContinuationのベースとなるDB4 GT Zagatoは、1960年代にサーキットでフェラーリと戦うために製作されたモデル。今回の2019年バージョンは、オリジナルモデルを忠実に再現するために細心の注意を払って製作されたという。

 パワーユニットは最高出力390BHPを発生する直列6気筒4.7リッターエンジンで、4速MTとリミテッド・スリップ・ディファレンシャルを介して後輪を駆動する。

直列6気筒4.7リッターエンジン

 外装は、オリジナルモデルの塗料メーカーであるMax Meyer&ICIが調合したカラーを“完璧に”再現したというロッソ・マハと呼ばれるレッドカラーにペイント。インテリアはオブシディアンブラックレザーを基調とし、カーボンファイバー製シート、Continuation仕様のインストルメント、FIA公認ロールケージなどを装備する。

インテリアはオブシディアンブラックレザーを基調に、カーボンファイバー製シートなどを装備

 今回の発表について、アストンマーティン・ラゴンダ 社長兼グループ最高経営責任者(CEO)のアンディ・パーマー氏は、「最新のContinuationモデルの開発と製造は、それだけでも偉業であり、決して過小評価してはならないと感じています。実際、私たちは、これらのニューモデルとともに新たな歴史を作っていると言っても過言ではありません。DBZ Centenary Collectionを発表することで、この記念すべき年に、アストンマーティン・ブランドとザガートの緊密かつ長期的なパートナーシップを祝福することは非常に大きな意義があります。個人的にも、このプロジェクトが、DB4 GT Zagato Continuatioという形で結実したことを非常に誇りに思います」とコメントを発表した。

 なお、Continuationモデルとして、2020年に“最も野心的なモデル”とする「Goldfinger DB5 Continuation」を発表することも予告されている。