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モーガン、接着アルミプラットフォームを初採用し、BMW製直6ターボエンジン搭載の新型「プラス・シックス」
乾燥重量は1075kg。340PS/500Nmのエンジンで0-100km/h加速4.2秒
2019年6月28日 00:00
- 2019年6月28日 発売
- 1393万2000円~1576万8000円
モーガン(エスシーアイ)は6月28日、2シーターオープンスポーツ「PLUS SIX(プラス・シックス)」を発売した。価格は1393万2000円~1576万8000円で、納車開始は2020年春ごろを予定。
プラス・シックスは、「AERO 8」以来19年ぶりに登場したモーガンのブランニューモデル。ほかのモーガン車同様に英国 ウスターシャー マルヴァーンの工場でハンドビルドされている。アイコニックな独自のスタイリングが与えられているが、基本骨格には「CXジェネレーション」と呼ばれる新設計の接着アルミプラットフォームをモーガンとして初採用。パワートレーンにはBMW製の直列6気筒3.0リッターターボエンジンとZF製8速ATを備え、0-100km/h加速4.2秒、最高速267km/hを達成している。
モデル | エンジン | トランスミッション | 価格 |
---|---|---|---|
プラス・シックス | 直列6気筒DOHC 3.0リッターターボ | 8速AT | 13,932,000円 |
プラス・シックス TOURING | 14,904,000円 | ||
プラス・シックス FIRST EDITION MOONSTONE | 15,768,000円 | ||
プラス・シックス FIRST EDITION EMERALD | 15,768,000円 |
将来的な法規対応や先進テクノロジーを見据えて開発された接着アルミプラットフォームは、先代プラットフォームからねじり剛性を100%アップさせつつ、わずか98kgというシャシー重量を実現。また、モーガンの象徴となっている木製フレームをより洗練したものとして組み合わせ、英国製のトネリコ木材を使うことで、かつてラインアップしていた「Plus 8」よりも厚くなって強度が増し、ワイドボディ化による美しさも手に入れている。
プラス・シックスのボディサイズは3890×1765×1220mm(全長×全幅×全高)で、乾燥重量は1075kgとなる。ソフトトップはアコーディオンタイプ幌の「イージーアップ Mohair フード」(ブラック)が与えられ、ベースモデル以外では脱着式の軽量コンポジットハードトップも標準装備する。
エンジンには、250kW(340PS)/6500rpm、最大トルク500Nm(51.0kgfm)を発生する「B58」型の直列6気筒DOHC 3.0リッター ツインパワーターボを採用。パドルシフトやシフトセレクターによってマニュアル操作が可能な8速ATには、「スポーツモード」「プラスモード」を用意する。
インテリアではモーガンのクラフトマンシップが随所に発揮され、ナチュラル素材を多用。新形状のセンターコンソールでは、外観の「ウイングライン」を連想させるデザインを採用し、ダッシュボードに1950年代の航空機器類にインスパイアされた新デザインの計器類を並べている。また、スポーツドライビングにフォーカスした運転席では、ドライバーの目線の位置にLEDスクリーンを設置して、車両の重要な情報を表示する。
シート表皮では、新たに導入した「ペブルグレーンレザー」をプラス・シックスとプラス・シックス TOURINGで標準装備。「プレミアムソフトグレーンレザーインテリア」はプラス・シックス FIRST EDITION MOONSTONEとプラス・シックス FIRST EDITION EMERALDで標準装備し、他2グレードでもオプション装着可能としている。