ニュース

F1 オーストリアGPでマックス・フェルスタッペン選手が優勝。ホンダとして2015年復帰後の初勝利

八郷社長「2015年の復帰以降の道のりを考えると、大変感慨深く、また心からの喜びを感じています」

2019年6月30日(現地時間)開催

F1 第9戦オーストリアGPでアストンマーティン・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン選手が優勝

 6月30日に開催された2019年のF1(FIAフォーミュラ・ワン世界選手権)第9戦オーストリアGPの決勝で、ホンダのパワーユニット「RA619H」を搭載したアストンマーティン・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン選手が優勝を果たした。

 この勝利はホンダとして2015年のF1復帰以降初、通算では2006年8月のハンガリーGP以来13年ぶり73度目のグランプリ制覇となる。

 この勝利を受けて、本田技研工業 代表取締役社長の八郷隆弘氏がコメントを発表。以下に全文を掲載する。

本田技研工業株式会社 代表取締役社長 八郷隆弘のコメント

 ついにF1での優勝を果たすことができました。2015年の復帰以降の道のりを考えると、大変感慨深く、また心からの喜びを感じています。まず、勝利を勝ち取ったマックス・フェルスタッペン選手とアストンマーティン・レッドブル・レーシングに感謝いたします。また、これまでHondaのF1プロジェクトに対し多大なるサポートを頂いた各ドライバーやスクーデリア・トロロッソは言うまでもなく、サプライヤー様や関係者の皆様も含め、支えてくださったすべての方々に、御礼を申し上げます。

 そして、どんなときも熱い応援を送ってくださるファンの皆様へ、心からの感謝をお伝えしたいです。皆様の応援は、夢に向かって走る私たちを力強く後押ししてくれるエネルギーです。これからも皆様とともに挑戦し、喜びを共有したい、そう考えています。

 HondaにとってF1は創業者の夢であり、大切なDNAの1つです。この5年間、開発やレースの現場では、数多くの困難に直面してきました。自分たちの力を信じ、諦めずに走り続けてきた従業員たちの努力がこうして実を結んだことを考えると、万感の想いです。私たちHondaの”The Power of Dreams”を1つ、体現することができました。

 今日の勝利を第一歩として、最終目標であるシリーズチャンピオンを目指し、私たちはさらに一丸となってチャレンジを続けていきます。これからも引き続きご声援のほど、よろしくお願いいたします。