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日産、福島県で4か所目の「NISSAN e-シェアモビ」ステーションを大熊町に開設

4月に開庁した大熊町新庁舎への交通手段などに

2019年8月9日 発表

「大熊町ステーション」には日産自動車のEV「リーフ」1台を配備

 日産自動車は8月9日、カーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」の新しいステーションとして、福島県双葉郡大熊町に県内4か所目となる「大熊町ステーション」を開設した。

 福島県内におけるNISSAN e-シェアモビは、福島イノベーション・コースト構想推進機構が行なう「福島イノベ交通ネットワーク実証事業業務」プロジェクトの「はまモビ」を受託。2018年12月に「浪江駅ステーション」(福島県双葉郡浪江町)の開設からスタートし、その後、1月に「富岡ステーション」(福島県双葉郡富岡町)、3月に「小高ステーション」(福島県南相馬市小高区)を開設してサービスを拡大している。

 日産のEV(電気自動車)「リーフ」1台を配備する大熊町ステーションは、福島第一原発の事故で行なわれていた避難指示が4月に帰還困難区域を除いて解除された大熊町に開設されたもの。同じく4月に開庁した大熊町新庁舎に足を運ぶ来訪者の交通手段となるほか、既存の公共交通機関を補完するためにサービスが行なわれる。

 なお、はまモビにおける利用料金は時間課金料金システムとなり、入会金や月額料金は無料。車両を借りたステーションに返却する「ラウンドトリップ」は基本料金が200円/15分から。車両を借りたステーションとは異なるステーションで返却する「ワンウェイ」は1000円/1時間の単一設定。

 このほか利用に関する詳細は、はまモビの「e-シェアモビ 浜通り専用サイト」を参照していただきたい。