ニュース

日産、コーナン店舗の100カ所に「NISSAN e-シェアモビ」のステーション設置

カーシェアリングサービスのステーション拡充において協業

2018年7月24日 発表

カーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」のイメージ

 日産自動車とコーナン商事は7月24日、日産のカーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」のステーション拡充において協業を発表した。

 NISSAN eシェアモビは、2018年1月からスタートしたEV(電気自動車)とe-POWERのみを使ったカーシェアリングのサービス。提供するクルマは毎日清掃やメンテナンスを行なった「リーフ」「ノート e-POWER」の上位グレードとなる。

 今回の取り組みでは、コーナン商事の店舗駐車場エリアを活用してe-シェアモビのステーションを設置。コーナンを利用する人や店舗近隣の住人が気軽にe-シェアモビで日産のEVやe-POWERを体感できるようにした。

 7月27日から「コーナン弁天町店(大阪府大阪市)」「堺三国ヶ丘店(大阪府堺市)」「杭瀬店(兵庫県尼崎市)」の3カ所のステーションを新設。今後も順次拡大していき、2018年度中にコーナン商事全店舗の約3分の1を占める100店舗の駐車場エリアに、eシェアモビのステーションを設置する。また、リーフのステーションにはEV充電器を設置し、EVのさらなる普及を促進していくとした。

 加えて、7月31日までは「サービス開始記念キャンペーン」として、月額基本料(1000円)や初回利用の際の15分間が無料になるキャンペーンを実施。さらに、8月1日~11月30日の期間は「おでかけ応援キャンペーン」として、月額基本料が無料となるキャンペーンをスタートする。

NISSAN e-シェアモビ

 日産は、ゼロ・エミッション領域におけるリーダーとして、EVの開発、販売を行なうだけでなく、EVを普及させ持続可能なモビリティ社会を構築するために包括的な取り組みを実施。中期計画「M.O.V.E to 2022」の一環として、e-シェアモビのステーションを2018年度中に現在の49カ所から500カ所まで拡大することを目指している。

 今回のコーナン商事との取り組みでは、郊外や居住地エリアに多いコーナン店舗の利便性の高さによって、さらに幅広いユーザーに対してサービスの提供が可能になると考えているとのこと。また、本件は、EVの普及を通して社会の変革に取り組む日産の活動、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」につながるもので、今後、さらなるゼロ・エミッション社会の実現に向けて取り組んでいくとした。

 コーナン商事は、ユーザーの生活環境の変化やさまざまな要望に対応していく一環として、クルマを持たない生活にも対応が必要と感じていたという。今回、環境保全にも繋がる日産とのカーシェアリングサービスにより、ユーザーの生活スタイルに合わせて、大きな商品の買い物や、購入した商品を持ってそのままキャンプなどに出かけることなど、ユーザーのあらゆる要望に応えられるようになるとした。