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アウディ、「鈴鹿10時間」に3台のR8 LMS投入。「RSモデル誕生25周年」のプロモーションも

サポートレースとして「Audi Sport R8 LMS Cup」開催

2019年8月23日~25日 開催

SUZUKA 10Hに3台のAudi R8 LMSが参戦

 独アウディは8月16日(現地時間)、8月23日~25日に鈴鹿サーキットで開催される「2019 第48回サマーエンデュランス『BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース』」(以下:SUZUKA 10H)の参戦体制を発表した。今回のSUZUKA 10Hには3台のAudi R8 LMSが参戦するほか、SUZUKA 10Hのサポートレースとして「Audi Sport R8 LMS Cup」が開催されることもアナウンスしている。

 SUZUKA 10Hは2018年度からIGTC(インターコンチネンタルGTチャレンジ)カレンダーに追加され、そのデビューレースではAudi Sport Team Absolute Racingが表彰台を獲得。中国から参戦している同チームは2019年もAudi R8 LMSでレースにチャレンジ。ドライバーは2018年と同様、ドイツ人のクリストファー・ハーゼ選手とマルクス・ヴィンケルホック選手が務めるとともに、同じドイツ人のAudi Sportドライバー、クリストファー・ミース選手が加わってSUZUKA 10Hを戦う。

 また、ベルギーのチームであるAudi Sport Team WRTもAudi R8 LMSで参戦。ドライバーは2019年のニュルブルクリンク24時間レースで優勝した2人のベルギー人、ドリス・ヴァンスール選手とフレデリック・フェルヴィッヒ選手が務める。さらに、南アフリカ人のドライバーであるケルビン・ファン・デル・リンデ選手がチームメートとなってポイントの獲得を目指す。

 この2台のレースカーには「RSモデル誕生25周年」をテーマにしたプロモーションが施される。Audi Sport Team WRTのAudi R8 LMSは、記念のロゴとカーナンバーの25に加え、歴代のRSモデルに共通する伝統のイメージカラー「ノガロブルー」を採用。ノガロブルーは1994年に登場した「Audi RS 2」に初採用され、それ以来、RSモデルを象徴するカラーとなっている。また、Team Absolute RacingのAudi R8 LMSはホワイトにペイントされ、カーナンバーは125。このマシンにも25周年記念のロゴが配されるという。

Audi Sport Team WRTのAudi R8 LMSは、歴代のRSモデルに共通する伝統のイメージカラー「ノガロブルー」を採用

 3台目はSUPER GTシリーズにフル参戦しているAudi Team HitotsuyamaのAudi R8 LMSで、2018年と同様、ホームレースとなるSUZUKA 10Hにスポット参戦。2018年のレースでは、リチャード・ライアン選手(英国)、富田竜一郎選手(日本)、アレッシオ・ピカリエロ選手(ベルギー)のトリオで予選9番手を獲得し、最終的には8位でフィニッシュ。2019年も引き続きこの3人のドライバーでレースに挑む。カーナンバーは2018年と同じ21。

SUZUKA 10H参戦車両

 なお、Audi Sport customer racing 統括責任者のクリス・ラインケ氏は、今回の発表について「インターコンチネンタルGTチャレンジは、素晴らしい発展を遂げています。タイトル争いは、これまでになく白熱し、多くのチームとドライバーに可能性が残されています。鈴鹿では、数多くの熱狂的な耐久レースファンの前で、素晴らしいパフォーマンスを披露したいと思っています。今回のレースでは、マシンの外観も見どころの1つとなっています」とコメント。IGTCとしては、ドライバーズランキングでクリストファー・ハーゼ選手がトップと12ポイント差で4位につけ、さらに1ポイント差でAudi Sportドライバーのフレデリック・フェルヴィッヒ選手が続いている。また、マニュファクチャラーズランキングでは参戦している8ブランド中、3番目のポジションにつけている。