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メルセデス・ベンツ、「Cクラス」「Eクラス」など計3万8445台をリコール。排出ガス規制値を満足しなくなるおそれ

2019年9月3日 発表

「Cクラス」「Eクラス」など12車種、計3万8445台をリコール

 メルセデス・ベンツ日本は9月3日、原動機の不具合があるとして「Cクラス」「Eクラス」など12車種、計3万8445台のリコールを国土交通省に届け出た。対象車両の製作期間は2009年8月17日~2012年11月24日。

 不具合は、ガソリンエンジンの油圧カムシャフトアジャスタにあるロック機構の材質が不適切なため、耐久性が不足している。そのため、当該ロック機構が摩耗しエンジン始動時に異音が発生して、最悪の場合ではエンジン警告灯(MIL)が点灯して触媒加熱制御を停止させることで、排出ガスが規制値を満足しなくなるおそれがある。

 改善措置として、全車両の油圧カムシャフトアジャスタを対策品と交換する。これまでに発生した不具合の件数は17件で、事故は起きていない。

改善箇所の説明図