ブリヂストン、東京モーターショー 2019で世界初のハイブリッド素材「HSR（High Strength Rubber）」採用のコンセプトタイヤ

第46回 東京モーターショー 2019のブリヂストンブースイメージ

　ブリヂストンは10月8日、第46回 東京モーターショー 2019（10月23日～11月4日開催）の出展概要を発表した。

　今回のモーターショーでは、ブリヂストングループの持続可能なモビリティ社会の実現に貢献するイノベーション、独自のソリューションコンセプト「Bridgestone T＆DPaaS」など、同社が未来に向けて進化していくための取り組みを紹介。

　具体的には、ゴムと樹脂を分子レベルで結び付けた世界初のハイブリッド素材「HSR（High Strength Rubber）」を使用したコンセプトタイヤを紹介する。これは天然ゴムと比べて耐亀裂性5倍以上、耐摩耗性2.5倍以上、引張強度1.5倍以上のスペックを備えるという。

　また、JAXA（宇宙航空研究開発機構）、トヨタ自動車とともに推進中の国際宇宙探査ミッションにおいて、「有人与圧ローバ」が月面を走破するために同社が技術開発を進めているタイヤ（接地体）のプロトタイプ、さらに東京大学大学院新領域創成科学研究科 藤本研究室が推進中のJST（科学技術振興機構）の研究プロジェクトに参画し、同社が研究開発を行なっている走行中に道路からワイヤレスでEV（電気自動車）のインホイールモータへ給電することに対応したタイヤなどの紹介を実施。

　そのほか「POTENZA S007A」「REGNO GR-XII」「BLIZZAK VRX2」や、「ECOPIA with ologic」を装着して2017年のBWSC（ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ）で活躍した工学院大学のソーラーカーの展示、東京2020オリンピック・パラリンピックに参加するチームブリヂストンのアスリートの紹介、空気の不要なタイヤ「エアフリーコンセプト」の自転車を体感できるアトラクションなども行なわれる。

ワークショップ・トークショーの予定（各日11時30分～）

10月26日：「有人与圧ローバ」用タイヤ
10月27日：佐藤琢磨選手×TEAM BRIDGESTONE Cycling トークショー
10月28日：Bridgestone T＆DPaaS
10月30日：ワイヤレス給電対応タイヤ
10月31日：HSR（High Strength Rubber）
11月1日：ワイヤレス給電対応タイヤ
11月2日：BWSC（ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ）
11月3日：CHASE YOUR DREAM アスリートトークショー