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ケンウッド、暗さに強いドラレコ新製品「DRV-650」「DRV-W650」。ソニー製CMOSセンサー「STARVIS」採用

夜間の暗いシーンやトンネルの出入り口などでも鮮明に録画可能

2019年11月中旬 発売

オープンプライス

ソニー製CMOSセンサー「STARVIS」採用の1カメラドライブレコーダー「DRV-650」

 ケンウッド(JVCケンウッド)は、1カメラドライブレコーダーの新製品「DRV-650」と、同モデルに無線LAN機能を搭載した「DRV-W650」の計2モデルを11月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はDRV-650が2万円(税別)、DRV-W650が2万5000円(税別)。

ソニー製CMOSセンサー「STARVIS」採用の「DRV-650」「DRV-W650」

 DRV-650とDRV-W650には、同社がこれまで培ってきた映像・光学技術に加えて、暗さに強いソニー製CMOSセンサー「STARVIS」を採用。NIGHT MODE(ナイトモード)によって、暗いトンネルや夜間でもクッキリとした映像を録画できるとしている。

 また、本体レンズにはF1.8の明るいレンズを採用して、夜間やトンネルなどの暗いシーンの撮影に強いだけでなく総合的に画質を向上。水平117度、垂直60度、対角142度の広視野角レンズにより広い範囲の録画に対応した。

 さらに、「HDR(ハイダイナミックレンジ)機能」を搭載して、逆光やトンネルの出入り口、夜間走行時の照明など明暗差が激しい環境時におきやすい「白とび」や「黒つぶれ」を抑え、安定した映像を録画を可能にする。

 1秒間に記録するフレームレートも1080p/27.5fpsに加えて、新たに1080p/55fpsにも対応。より滑らかなフルハイビジョン動画とブレの少ない静止画再生を実現させたとしている。

最長24時間の「駐車監視録画」へ対応。ドライブをサポートする「運転支援機能」も搭載

 録画機能は「常時録画」「手動録画」「イベント記録」のほか、別売の車載電源ケーブル「CA-DR350」「CA-DR150」を使用することで、最長24時間の「駐車監視録画」に対応。駐車中の衝撃や動体の検知にも対応し、検知前の5秒間と検知後の5秒間の計10秒間の録画が可能。また、駐車録画が終了する前にさらに衝撃または動体を検知すると駐車監視録画が最大1分間延長される。

 ドライブをサポートする「運転支援機能」として、自車と前方の車との距離を検出し、安全な距離が保たれていない場合に警告音で知らせる「前方衝突警告」など、「車線逸脱警告」「発進遅れ警告」「リフレッシュ通知」「エコドライブ表示機能」といった機能を搭載した。

撮影動画をスマートフォンに転送できる無線LAN機能搭載「DRV-W650」

ソニー製CMOSセンサー「STARVIS」採用の1カメラドライブレコーダー「DRV-W650」。撮影動画をスマートフォンに転送できる無線LAN機能搭載

 無線LAN機能を搭載するDRV-W650では、専用スマートフォンアプリケーション「DRV Link」を使用してスマートフォンに直接動画を転送・保存することが可能。録画されたファイルを選択して転送できるほか、手動で録画して転送することもでき、衝撃を検知した際に自動で動画(20秒間の動画ファイル)を転送することも可能。

そのほかの主な特長

 そのほか両モデル共通の特長として、センサー類では「イベント記録」「駐車監視録画」の際の衝撃検知を可能とする前後、左右、上下の3軸「Gセンサー」を搭載。高感度GPSや測位衛星受信回路の搭載により自車位置を記録し、PCで詳細なドライブ情報を確認できる専用ビューアーソフト「KENWOOD ROUTE WATCHER II」により、走行記録の確認が可能。

 SDカードエラーによる未記録状態を防ぐために定期的なフォーマット作業を促す「SDフォーマット警告」や、LED信号機の無点灯記録を防止する27.5fpsのフレームレート設定を用意する。一律4万円の補償金が支払われる交通事故時ドライブレコーダー買替補償金制度に対応している。