トヨタ、1.0リッターターボ搭載のコンパクトSUV「ライズ」。167万9000円から

コンパクトSUVの新型車「ライズ」写真はZ（2WD）<オプション装着車>

　トヨタ自動車は11月5日、5ナンバーサイズに1.0リッターターボエンジンを搭載するコンパクトSUVの新型車「ライズ」を発売した。価格は167万9000円～228万2200円。

　新型車ライズは、ダイハツ工業がトヨタとダイハツ両ブランドの商品展開を見据えた新世代に向けたクルマづくり「DNGA」をコンパクトカーに初採用。プラットフォームやパワートレーンユニットなど全てを新開発し、走りや上質感、安全・安心など、あらゆる面で高いレベルを目指したという。

　開発コンセプトは「アクティブ・ユースフル・コンパクト」。全長4m以下とすることで「SUVに乗りたい、荷物をたくさん積みたい、でも運転しやすいコンパクトなサイズがいい」といったニーズに応えた。

コンパクトSUVの新型車「ライズ」Z（2WD）<オプション装着車>

　ボディサイズは3995×1695×1620mm（全長×全幅×全高）で、大径17インチタイヤや張り出したフェンダーによって、SUVらしい力強さと踏ん張り感を表現した。

　また、コンパクトSUVクラストップレベルとなる369Lの大容量ラゲージスペースに加えて、リアシートを倒すことにより大きな荷物や長尺物にも対応可能な大空間を確保。室内ではさまざまなところに収納スペースを配置して利便性の高い室内空間を実現させたとしている。

コンパクトSUVクラストップレベルとなる369Lの大容量ラゲージスペース

デッキボード上段時

デッキボード下段時

デッキボード取り外し時

リアシートを倒すことにより大きな荷物や長尺物にも対応

　パワーユニットは最高出力72kW（98PS）/6000rpm、最大トルク140Nm（14.3kgfm）/2400-4000rpmを発生する直列3気筒 1.0リッターターボエンジンを搭載。トランスミッションはトヨタ初採用のD-CVTを組み合わせる。駆動方式は2WD（FF）と4WDを用意する。

　トヨタ初採用のD-CVTは、従来のベルト駆動CVTにスプリットギヤを組み込み、高速域ではベルト+ギヤ駆動とすることで伝達効率を向上。変速比幅を広げることで低速域でのパワフルでスムーズな加速、高速域での低燃費で静かな走りを実現させたという。

　燃費性能は2WDモデルでWLTCモード燃費18.6km/L（JC08モードは23.4km/L）、4WDモデルでWLTCモード燃費17.4km/L（JC08モードは21.2km/L）を実現する。

　走行性能については、新開発の軽量高剛性ボディ、サスペンションにより、優れた操縦安定性や快適な乗り心地を実現させたとしている。

　安全・安心装備では、車両と歩行者を検知する「衝突回避支援ブレーキ機能やブレーキ制御付誤発進抑制機能（前方・後方）」「全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール」「スマートパノラマパーキングアシスト（駐車支援システム）」などを採用している。

LEDデジタルスピードメーターと7インチTFTカラー液晶ディスプレイをシームレスに表示。「先進」「ワクワク」「シンプル」「アナログ」の4つのパターンから表示を選択可能

スマートフォンと連携する9インチディスプレイオーディオを採用。SmartDeviceLinkとApple CarPlayに対応したアプリをディスプレイ上で操作することが可能

最新の「スマートアシスト」を設定

　ボディカラーは、アクティブ感を強調する新色「ターコイズブルーマイカメタリック」を含めた計8色を設定。さらに「ブラックマイカメタリック」のルーフを組み合わせたツートーン仕様も設定している。

シャイニングホワイトパール

ブラックマイカメタリック

ブライトシルバーメタリック

ファイアークォーツレッドメタリック

ナチュラルベージュマイカメタリック

マスタードイエローマイカメタリック

レーザーブルークリスタルシャイン

ターコイズブルーマイカメタリック

ブラックマイカメタリック×ブライトシルバーメタリック

ブラックマイカメタリックxシャイニングホワイトバール

ブラックマイカメタリック×ターコイズブルーマイカメタリック

　なお、11月12日より新型車ライズはトヨタが提供するサブスクリプションサービス「KINTO ONE」のラインアップに追加される。ライズの使用料は月額3万9820円。同日、「ノア」「ヴォクシー」「シエンタ」「C-HR」「エスクァイア」もラインアップに追加される。

Z（2WD）

G（2WD）

X“S”（2WD）

Z（2WD）<オプション装着車>