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ポルシェ、新型EV「タイカン」でタイムアタックする「ポルシェ Eスポーツレーシングジャパン スペシャルステージ 2019」開催

グランツーリスモSPORTによる第3のポルシェワンメイクレースシリーズ

2019年12月1日 開催

 ポルシェジャパンは12月1日、PlayStation4用ソフト「グランツーリスモSPORT」を使用したEレーシングシリーズの特別戦「ポルシェ Eスポーツレーシングジャパン スペシャルステージ 2019」を開催した。

 同イベントは、ポルシェジャパンが4月に開催を発表したEレーシングシリーズ「ポルシェ Eスポーツレーシングジャパン シーズン1」を締めくくるイベントとして開催されたもの。

 ポルシェ Eスポーツレーシングジャパン シーズン1では、グランツーリスモSPORTでオンライン予選レースを4月28日、5月5日、5月26日の3日間実施。ドライバーズポイントのランキング上位10名によるリアル対戦として、富士スピードウェイで開催されたイベント「Porsche Sportscar Together Day 2019」(6月15日~16日開催)会場で決勝レースが行なわれ、初代王者を決定した。

予選は、EV(電気自動車)タイカンを使用して富士スピードウェイでタイムアタックが行なわれた

 今シーズンを締めくくるスペシャルステージの会場となったPUMA BRAND CENTER TOKYO(東京都港区港南5丁目1-53)には、Eレーシングドライバーとして「ポルシェ Eスポーツレーシングジャパン シーズン1」の上位入賞選手に加えて、リアルのモータースポーツからPCCJ(ポルシェカレラカップジャパン)、PSCJ(ポルシェスプリントチャレンジジャパン)の参戦ドライバーらが集まり、Eレーシングドライバーとリアルで戦うプロのレーシングドライバーがペアとなりチームで戦う決勝が行なわれた。

本戦とは別に行なわれたエキシビジョンマッチの様子

 13時30分からスタートした予選では、新型EV(電気自動車)「タイカン」と富士スピードウェイを使用したタイムアタックが行なわれ、17時までのタイムアタックの結果によって、決勝レースで戦う4チームの組み合わせが決定。Eレーシングドライバーの上位4名のペアとして、PCCJ、PSCJ参戦ドライバー枠の2名とメディア&ゲストドライバー枠の2名が加わり決勝レースを戦った。

 ポルシェ 911 GT3と鈴鹿サーキットを使用して行なわれた決勝レースでは、Eレーシングドライバーの吉田匠吾選手とポルシェカレラカップジャパンに2019年参戦初年度でチャンピオンを獲得した笹原右京選手のペアが優勝した。

ポルシェ Eスポーツレーシングジャパン スペシャルステージ 2019の優勝チーム、吉田匠吾選手(左)と笹原右京選手(右)

 プロレーサーである笹原選手は「ポールポジションからのスタートを存分に生かして必死に走りました。あとは吉田選手の走りが素晴らしくて安心して見ていられました」と語り、吉田選手は「トップで帰ってきてくれたので、僕はそれを守りきるだけでした」と優勝の喜びをコメントした。

 ポルシェ Eスポーツレーシングジャパンは、ポルシェカレラカップジャパン、ポルシェスプリントチャレンジジャパンに続く3つめのポルシェワンメイクレースシリーズと位置付けるポルシェジャパン初の取り組み。

 イベントの締めくくりにあいさつをした、ポルシェジャパン モータースポーツマネージャーの松岡直紀氏は「われわれポルシェとしては、Eレーシングとリアルなモータースポーツの架け橋になりたいということで、来シーズンもポルシェ Eスポーツレーシングジャパンをさらにバージョンアップして皆さまにお届けしたいと考えています。ポルシェというブランドは何かいろいろやっているなと認識していただけたらありがたいです」と、来シーズンも継続する考えを示した。

ポルシェジャパン モータースポーツマネージャーの松岡直紀氏