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JVC、ソニーの裏面照射型CMOS「スタービス」採用の2カメラフルHD“エブリオ”ドラレコ「GC-TR100」

フロント対角167度、リア対角151度の広視野角レンズを搭載

2020年2月上旬 発売

オープンプライス

2カメラ仕様のフルHDドライブレコーダー「GC-TR100」のフロントカメラ

 JVC(JVCケンウッド)は、車両の前方と後方を同時録画可能な2カメラ仕様のフルHDドライブレコーダー「GC-TR100」を2月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万4800円前後(税別)。

「Everio(エブリオ)」ブランドの新型ドラレコとなるGC-TR100では、「レンズとセンサーの“W(ダブル)で明るい!”」をコンセプトに開発を実施。前後それぞれのカメラでF値1.8の明るいレンズを使っていることに加え、フロントカメラの撮像素子に、ソニー製の裏面照射型CMOSイメージセンサー「STARVIS(スタービス)」を採用。リアカメラでも裏面照射型の高感度CMOSイメージセンサーを採用して、夜間でも明るさを保ってノイズの少ない鮮明な映像を記録できるようにしている。動画の記録解像度は前後共にフルHD(1920×1080)。

 フロント対角167度(水平135度/垂直71度)、リア対角151度(水平120度/垂直61度)の広視野角レンズを搭載して車両前後の状況を幅広く記録。画像処理の技術では急激な明るさの変化に強い「WDR(ワイドダイナミックレンジ)」機能を搭載。朝夕の逆光やトンネルの出入口付近といった明暗差が激しい環境で発生する「白飛び」「黒つぶれ」などを抑制してクリアな映像を記録できる。

GC-TR100のリアカメラ

 記録モードはエンジンのON/OFFに連動して動画撮影を行なう「常時録画」、搭載するGセンサーで衝撃を検知して専用の「Emergency」フォルダーに動画を保存する「イベント記録」(フロントカメラのみ)などに対応。さらにオプションの車載電源ケーブル「CU-BC100」を追加することにより、エンジンをOFFにした後も車載バッテリーから電源供給が続けられ、駐車場内での事故や車上荒らしといったトラブル発生時に約30秒の動画を保存する「駐車記録」も利用できる。

 このほかに撮影した映像の処理技術を利用する機能として、走行中の車線を逸脱した時に警告音を鳴らし、警告画面を表示する「車線逸脱警告」、前方を走る車両との距離が20m以下になった時に警告音を鳴らし、警告画面を表示する「前方衝突警告」、録画開始から設定した時間(1時間、2時間、3時間)が経過すると警告音を鳴らし、警告画面を表示する「リフレッシュ通知」、設定した速度(50km/h~120km/h)を超えた時に警告音を鳴らし、アイコンを表示する「速度警告」、トンネルや屋内駐車場に入って周囲が暗くなった時に警告音を鳴らし、警告画面を表示する「ヘッドライト点け忘れ警告」といった5種類の運転支援機能を搭載している。

 動画の記録にはmicroSDカード(16GB~32GBに対応)を使い、製品にはMLCタイプで耐久性能が高い16GBのmicroSDHCカードが付属する。また、あおり運転の抑止をサポートする「録画中」ステッカーも同梱している。

フロントカメラ背面に3.0インチフルカラーIPS液晶モニターを設置。フロントとリアの映像を4パターンで切り替えて表示できる