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オペル、2021年後半に日本市場に再参入。都内で発表会を開催

「コルサ」「コンボ ライフ」「グランドランドX」の3モデルから導入

2020年2月18日 実施

オペル日本市場参入発表会に登場した「コルサ」とオペルオートモビルGmbH CEOのミヒャエル・ローシェラー(Michael Lohscheller)氏

 独オペルオートモビルは2月18日、オペル日本市場参入発表会を都内で開催。同社CEOのミヒャエル・ローシェラー(Michael Lohscheller)氏が来日し、今後の予定を紹介するとともに、日本導入予定モデルである「コルサ」(欧州名)を公開した。また、同日よりオペルの日本語サイトをオープンした。

 発表会の詳細は別記事で追ってお届けするが、オペルの日本再参入は2021年後半を予定。日本におけるGroupe PSA Japanの直営事業に組み込まれ、初年度にはコルサ、「コンボ ライフ」「グランドランドX」の3モデルを導入。以後順次モデルレンジを拡大していくとした。

コルサ(欧州名)
コンボ ライフ
グランドランドX

 また、コルサについては欧州名であり、日本では別の名前が与えられる予定であることが示唆された。グランドランドXについては、ハイブリッドモデルも同時導入される予定だとした。

 今後のスケジュールについて、まずは今後数か月をかけて、東京、横浜、名古屋、大阪など日本の主要都市から販売ネットワークを構築していくとのこと。販売網はその後も拡大していき、2023年には日本国内の輸入車市場における人口面積比で80%以上のエリアをカバーするとした。段階的に着実に今回の日本市場参入を遂行し、収益を伴った持続的な成長と、顧客満足度を高めていくことが、今後の日本市場での注力すべき課題だという。

 以前に日本を撤退しているオペルだが、「今回は撤回することはない」と約束するローシェラー氏。ローシェラー氏によれば、今回の日本参入は、オペルが掲げる戦略計画「PACE!」にのっとった取り組みであるとのこと。PACE!では、持続的に収益を上げ、電動化を進め、グローバルであり続けることを掲げており、グローバル化においては、2020年代半ばまでに欧州以外の市場で10%の販売台数を占めるという任務があるとのこと。そのため、すでに進出中のアジアやアフリカ、南米の強化に加え、20以上の新たな輸出市場の開拓を目指すことを掲げており、2019年にはロシアへの再進出、2020年夏までにはコロンビアやエクアドルへも市場参入するといい、日本への進出もその取り組みの1つであるとした。

PACE!で掲げる輸出戦略

 また、電動化の戦略も同時に推進していくといい、コルサではBEV(バッテリーEV)のフル電動モデルも導入される予定だとした。

コルサを展示

 発表会会場では、日本再進出のタイミングで投入される予定のコルサも展示された。展示車両は右ハンドルの6速MT仕様で、カーナビも日本語表示になっていたが、あくまで日本の販売モデルではなく、MT仕様を日本で導入するかも未定とのこと。

会場に展示されたコルサ
ヘッドライトやテールランプに共通のシグネチャーが入る
ホイールは16インチ、タイヤはコンチネンタルのEcoContact 6が装着される。サイズは195/55R16
リアまわり
インパネまわり
展示車両は6速MTであったが、日本に導入されるかは未定
シート
ラゲッジ