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メルセデス・ベンツ、306PS/400Nmの「メルセデスAMG CLA 35 4MATIC」
446万円からのエントリーモデル「CLA 180」も
2020年2月27日 15:40
- 2020年2月27日 受注開始
- CLA 180:446万円~457万円
- メルセデスAMG CLA 35 4MATIC:685万円~695万円
メルセデス・ベンツ日本は2月27日、「CLA」「CLA シューティングブレーク」の追加モデルとなるエントリーモデルとメルセデスAMGのハイパフォーマンスモデルを発表した。
価格はエントリーモデルの「CLA 180」が446万円、「CLA 180 シューティングブレーク」が457万円、ハイパフォーマンスモデルの「メルセデスAMG CLA 35 4MATIC」が685万円、「メルセデスAMG CLA 35 4MATIC シューティングブレーク」が695万円。同日から受注を開始し、納車開始はCLAが3月、CLA シューティングブレーク5月ごろを予定する。
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | ステアリング位置 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
CLA 180 | 直列4気筒DOHC 1.4リッター直噴ターボ | 7速DCT | 2WD(FF) | 右 | 4,460,000円 |
CLA 180 シューティングブレーク | 4,570,000円 |
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | ステアリング位置 | 価格 |
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メルセデスAMG CLA 35 4MATIC | 直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボ | 7速DCT | 4WD | 右 | 6,850,000円 |
メルセデスAMG CLA 35 4MATIC シューティングブレーク | 6,950,000円 |
CLA 180とCLA 180 シューティングブレークは、先代モデルから14PS向上となる最高出力100kW(136PS)5500rpm、最大トルク200Nm(20.4kgfm)1460-4000rpmを発生する「M282」型の直列4気筒DOHC 1.4リッター直噴ターボエンジンを搭載。三角柱を横に寝かした形状のシリンダーヘッドを使う「デルタ形シリンダーヘッド」を採用する282型エンジンは、通常のシリンダーヘッドと比較してエンジン高がある一方で幅と重量が小さくなり、軽量化と省スペース性が向上する。このエンジンに7速DCTの「7G-DCT」を組み合わせ、ダイレクトな変速を実現しながら振動も抑えるセッティングとなっている。
「メルセデスAMGのドライビングパフォーマンスの世界を、より多くのお客さまに体感していただくことを目指している」という戦略的な価格設定が行なわれたメルセデスAMG CLA 35 4MATICとメルセデスAMG CLA 35 4MATIC シューティングブレークは、低回転域での力強さと自然なレスポンスと、中高回転域での伸びやかな加速感を両立させるため、ツインスクロールターボチャージャーや可変バルブリフトシステム「CAMTRONIC」を採用。最高出力225kW(306PS)5800-6100rpm、最大トルク400Nm(40.8kgfm)3000-4000rpmを発生する「M260」型の直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボエンジンを搭載する。
組み合わされる7速DCTは「AMG スピードシフト DCT 7速デュアルクラッチトランスミッション」となり、全速度域での自然な加速性能、素早いシフトチェンジ、シフトアップ時の最適なギヤのつながりなどを得られるようセッティング。ダイナミックで気持ちのいい加減速を実現する。
パフォーマンス志向のトルク可変配分を行なう4WDシステム「AMG 4MATIC」を駆動方式として採用し、リアアクスルの伝達装置に内蔵された多板クラッチにより、トルクの前後配分を前後100:0~50:50の範囲で連続可変制御する。ESP(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)がONの場合は4MATICのシステムが「コンフォート」モードに固定されるが、ボタン操作で「ESP SPORT Handling」、または「ESP OFF」を選択すると、4MATICが「スポーツ」モードに変更。アジリティが高まるという。
強化された動力性能に対応するため、エンジンルーム下にフロントセクションのねじれ剛性を強化するアルミニウムプレートを追加し、アンダーボディ前側に2本のブレースを追加してボディのねじれ剛性を高めている。
ブレーキでは耐フェード性に優れ、制動距離を短縮する強化ブレーキシステムを採用。フロントに新型モノブロック対向4ピストンキャリパーと350mmディスク、リアに1ピストンフローティングキャリパーと330mmディスクを搭載し、ディスクは熱の発散を高めるドリルドベンチレーテッドタイプとなっている。
このほか、サーキット走行時に車速や加速度など80以上の車両データを常時記録して、各種データをワイドスクリーンディスプレイ、コックピットディスプレイ、ヘッドアップディスプレイなどに表示する「AMG トラックペース」を装着。ラップタイムと区間タイム、それぞれの基準タイムからの差を表示する機能も備え、特定の項目が緑、または赤で表示されるため、数値を把握しなくても最高タイムより速いか遅いかがひと目で分かるようにしている。