ソニー損保、最大30％キャッシュバックする自動車保険「グッドドライブ」

事故リスクの低い運転を繰り返すと保険料をキャッシュバックするソニー損保の運転特性連動型自動車保険「GOOD DRIVE（グッドドライブ）」

　ソニー損害保険は3月18日、スマートフォンで計測した運転特性データから事故リスクを推定し、その結果に応じて保険料を最大30％キャッシュバックする運転特性連動型自動車保険「GOOD DRIVE（グッドドライブ）」を発売した。

　これは、利用者のスマホに専用アプリをインストールし、運転中に起動しておくことで、スマホに内蔵されている加速度センサー、ジャイロセンサー、GPSセンサーを利用して運転特性を計測。アクセルやブレーキ、ハンドル操作、走行中のスマホ操作の状況を計測。急の付く操作がないか、丁寧な操作ができているかなどをスコア化し、そのスコアに応じて5段階でキャッシュバックを行なうというもの。

スマホのセンサーを使って運転特性を計測。運転特性をスコア化して5段階で評価し、保険料の最大30％をキャッシュバックする

　キャッシュバック率は年齢や等級に関係なく、運転スコアのみで決定されるため、20歳代の方や等級が進行していない人や、すでに20等級でこれ以上割引が進まないといった利用者でも保険料の節約が可能としている。

　運転スコアは保険始期日よりすべての運転で測定され、270日以上が経過し、累積の計測時間が20時間以上の時点でキャッシュバックが可能になる。条件がそろうとスマホアプリに案内が表示され、アプリからキャッシュバック手続きを行なうことができる。

　アプリでは、現在の運転スコアの計測だけでなく、運転スコア向上のためのアドバイスや走行経路、運転スコアに影響するような操作をした地点の確認もできる。そのため、ドライバーは運転スコアを上げるための運転に取り組むことができ、自然と事故リスクを低減することも期待できるとしている。

契約開始から270日以上、20時間以上の計測でキャッシュバックランクが決定、スマホから手続きが可能になる

運転をスコア評価するだけでなく、どの場所でどういった運転があったかを表示できる

運転アドバイスも行なわれ、運転スコアの上がる運転ができるように取り組める

　スマホ操作の煩わしさを低減するため、車載用デバイスを組み合わせることで自動で計測される仕様。契約者送られる「GOOD DRIVE デバイス」を契約車両のアクセサリーソケットに挿すと、運転中はデバイスからスマホへBluetoothの電波が送られ、専用アプリはこの電波のON/OFFに応じて計測をスタート/ストップさせる。また、このデバイスには緊急ボタンも用意され、事故やトラブルの際に緊急ボタンを押すことで、スマホのアプリに緊急電話先が表示され、すぐに電話できるとともに位置情報や契約情報がソニー損保の事故受付担当者に連携される。

専用デバイスの「GOOD DRIVE デバイス」はアクセサリーソケットに挿して使う。USBポートも備えスマホの充電なども可能

事故などの際には専用デバイスの緊急ボタンを押すことで、アプリからソニー損保に緊急連絡することができる

　なお、自分の運転スコアがどの程度になるかを事前に体験するためのアプリ「運転計測 体験版」も用意され、App StoreやGoogle Playからダウンロード可能となっている。