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F1、バーチャルGP「F1 Eスポーツ ヴァーチャル GP」開催。各ドライバーがリモート参加

延期/中止が決定したGPを舞台に3月22日から開催

2020年3月20日(現地時間) 発表

「F1 Eスポーツ ヴァーチャル GP」の開催を伝えるF1公式Webサイト

 FOWC(Formula One World Championship Limited)は3月20日(現地時間)、F1ドライバーが出場するヴァーチャルグランプリ「F1 Esports Virtual Grand Prix」を開催するとF1公式Webサイトで発表した。新型コロナウイルスの影響で延期/中止が決定されたすべてのグランプリのスケジュールで開催され、3月22日のバーレーンGPから開催される。

 この新シリーズは、F1ファンに楽しんでもらえるようにエンターテインメントを目的としており、ドライバーには公式の世界選手権ポイントは与えられない。

 新シリーズではCodemastersが開発したF1公式ビデオゲーム「F1 2019」を使用して、バーレーンGPを舞台にした最初のレースでは実際の長さの50%となる28周のレースで行なわれる。最速のラップタイムでグリッドを決定する予選を含めて1時間30分間の開催となり、F1公式のYouTube、Twitch、Facebookの各チャンネル、F1.comなどで中継される。

 レースではドライバーのゲームスキルレベルを埋めるために、同等の車両性能でセットアップされ、車両損傷の軽減、アンチロックブレーキやトラクションコントロールが含めた、ゲームに慣れていない人のための設定になるという。

 シリーズ最初のレースとなるヴァーチャルバーレーンGPには、すべてのF1ドライバーがグリッド上に並ぶ予定。参加者の安全を確保するために、各ドライバーはリモートでレースに参加、3月22日8時(GMT:グリニッジ標準時間)から生中継される。

 現時点、現実世界のF1 世界選手権シリーズは第2戦バーレーンGP、第3戦ベトナムGP、第4戦中国GP、第5戦オランダGP、第6戦スペインGPの延期、第7戦モナコGPの中止が発表されている。

 F1 Esports Virtual GPは、新型コロナウイルの影響によりグランプリがさらにキャンセルや延期がされる場合、5月以降も開催が延長される可能性があるとしている。

モナコGPの中止を伝えるF1公式Webサイト