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アウディ、DTMドライバーが参戦するバーチャルレース「#RaceHome」

日本時間4月22日3時より毎週無料ストリーミング放送

2020年4月21日20時(日本時間22日3時)より開催

バーチャルレースシリーズ「#RaceHome」を開催

 アウディは4月10日(現地時間)、同社のファクトリードライバーであるマイク・ロッケンフェラーが、「#RaceHome」と名づけられたバーチャルレースシリーズを立ち上げたと発表した。レースは4月21日20時(日本時間22日3時)より週1回開催。6人のアウディDTMドライバー(ロイック・デュバル選手、ジェイミー・グリーン選手、ニコ・ミュラー選手、ロビン・フラインス選手、レネ・ラスト選手、マイク・ロッケンフェラー選手)が、アウディブランドのファンやSimRacing (シムレーシング: レースゲームの総称)のプロフェッショナルと対戦する。

 これは、PS4のゲーム「グランツーリスモSPORT」を使って行なわれるもので、レースカーはAudi e-tron Vision Gran Turismoを使用。また、このバーチャルレースによる収益は慈善活動に使われるとしている。

 今回のレースを企画した2013年のDTMチャンピオン、マイク・ロッケンフェラーは、「新型コロナウイルス感染拡大のため、現時点では実際のレースは行なわれていない一方で、SimRacingは一大ブームとなっています。そのため、私たちは、独自の方法でレースを開催することにしました。#RaceHomeは、アウディの電気自動車のレースカーを使用するので、e-モビリティへの変革を進めているアウディの方針とも一致しています。家庭用ゲーム機を選択したのは、非常に大きなコミュニティにアクセスできるというメリットがあるからです」と述べている。

アウディDTMドライバー(ロイック・デュバル選手、ジェイミー・グリーン選手、ニコ・ミュラー選手、ロビン・フラインス選手、レネ・ラスト選手、マイク・ロッケンフェラー選手)がファンと対戦する

 PlayStationネットワークのメンバーは、「#RaceHome」でアウディのDTMスタードライバーと戦う権利を得ることが可能。グリッドを獲得するには、Audi e-tron Vision Gran Turismoのデザイン(カラーリングやデカール)を制作し、ゲーム上でハッシュタグ(#AudiTogether、#StayHome)を付けてゲーム上で公開するなど、いくつかのルールがあり、そして、最もクリエイティブなデザインの制作者がスターティンググリッドに並ぶことができる。デザインの審査は、6人のアウディDTMドライバーによって行なわれ、コンテストの詳細は、PDF(英文) をご確認いただきたい。

 ロッケンフェラーはこの#RaceHomeについて、「モータースポーツ関係者に対するチャリティプロジェクトのために、できるだけ多くの寄付金を集めたいと考えています。モータースポーツの世界には、突然収入を失い、困難な状況に陥っているフリーランスが大勢います」とコメント。このような理由から、毎週開催されるレースでは、入札形式によるグリッドも設ける予定。

PS4用ソフト「グランツーリスモSPORT」を使って行なわれる

 また、「#RaceHome」チャリティレースシリーズのすべてのレースは、無料ライブストリーミングチャンネルで見ることができ、最初のレースは4月21日20時(日本時間4月22日3時)から開催される。

クリエイティブなデザインをした人がグリッドに並ぶことができる