日産自動車九州の従業員1名が新型コロナウイルスに感染。3月31日から車両生産ラインを稼働停止

　日産自動車は4月1日、同社子会社の日産自動車九州の製造工程勤務の従業員1名が新型コロナウイルスに感染していることが、3月31日に確認されたと発表した。

　同社によると、当該従業員は3月24日に38度の発熱のため通院し、風邪薬を処方された。薬の服用もあり熱が下がり、3月25日～27日の3日間は出勤したが、嗅覚に鈍い感じがしたため、3月28日に帰国者・接触者相談センターに連絡、3月30日に帰国者・接触者外来で受診して、PCR検査を実施。3月31日に陽性反応が確認されたとしている。

　同社では、感染者の職場における行動履歴を確認して、濃厚接触者と思われる従業員は、現在、自宅待機としている。

　また、感染者の発生が確認された3月31日の勤務（夜勤）から日産自動車九州の車両生産ラインの稼働を停止して消毒作業を実施。今後の生産ラインの再稼働時期に関しては、所轄保健所の指導の下、決定していくとしている。