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デンソー、需給緩和に向けマスク自社生産を開始。5月以降には10万枚/日を目指す

生産が安定した際には地域社会などへの寄付も検討

2020年4月27日 発表

デンソーの社内にクリーンブースを設定し、マスクを自社生産

 デンソーは4月27日、新型コロナウイルスの影響による社会的なマスク不足を受け、マスク着用を求められる国や地域で円滑な生産活動を行なうため、グループ社員向けのマスク生産を自社施設内で開始したと発表した。

 デンソーでマスク生産を行なうのは初の試みとなるが、自動車部品の開発・生産で培ってきた経験と技術を活用し、設備設計から製作まですべて内製で実施。社内にクリーンブースを設定して、衛生面が確保された環境で生産しているという。今後は順次生産性を向上させていき、5月以降には10万枚/日の量産を目指す。

 マスクを自社生産して市場からの調達数を減らすことで、社会的なマスク不足の緩和に貢献。また、生産が安定した際には地域社会などへの寄付も検討するという。今後もデンソーでは、地域の人々やユーザー、社員とその家族の健康と安全確保を最優先に、新型コロナウイルスの感染拡大防止に取り組み続けるとしている。