ランボルギーニ、“シリーズを完成させるニューモデル”を5月7日にオンライン発表

ランボルギーニが5月4日から生産活動を再開すると発表

　伊ランボルギーニは4月30日（現地時間）、4月26日のイタリア首相令を受け、5月4日から生産活動を再開すると発表した。サンタアガタ・ボロネーゼの本社では現在、従業員の安全を最大限確保したうえでの業務再開に備え、あらゆる対策を完了しているとのこと。

　5月4日の生産再開に向けた準備については、新型コロナウイルスによる緊急事態を話し合う労使合同委員会が設立された3月13日以降、数週間にわたり委員会のメンバーが業務に復帰する際の手順や使用する設備を見直し、従業員全員の安全を最大限に確保するために正確な安全手順について協議を続けてきたという。

「5月7日に“シリーズを完成させる新モデル”をオンラインで発表する」と予告したランボルギーニ 会長兼CEOのステファノ・ドメニカリ氏

　ランボルギーニ 会長兼CEOのステファノ・ドメニカリ氏は、今回の発表について「再開に向けてやる気にあふれ、準備はできています。しかし私たちが最も大切にしているのは従業員の皆さんの安全であり、それを守るために安全面での厳格な手順も実施していきます。この優先順位こそが、ランボルギーニが先駆けて休業した理由であり、現在も徹底した議論と安全な復帰のための指針となっています。なぜなら、私たちはまだ新型コロナウイルスとの戦いに勝利したわけではないからです。今後も感染の状況を継続的に見守り、イタリア政府とエミリア・ロマーニャ州が発表するガイドラインに従って、手順の見直しを図れるようにしています。この慎重にならざるを得ない局面の中で、政府と自治体からの支援に心から感謝を述べたいと思います」とコメント。

　また、5月7日に“シリーズを完成させる新モデル”をオンラインで発表することを予告するとともに、「ランボルギーニは、非常によい結果が得られたにもかかわらず、2020年の第1四半期を閉鎖しました。こうした結果を受けて、私たちは業界のリーダーとして早く復帰をし、世界各地の販売店が営業を再開後、できるだけ早く私たちのクルマを皆さまにお届けしたいと思っています」と述べている。