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ヤマハ、成長著しい中国のロボティクス事業の拠点を移設し、ショールーム新設など体制強化
拠点整備・拡充とあせて人員の増強。さらに関連企業とのシナジーを加速させる
2020年5月12日 12:38
- 2020年5月12日 発表
ヤマハ発動機は5月12日、中国での表面実装機(サーフェスマウンター)・産業用ロボットの販売を行なってきた、Yamaha Motor IM(Suzhou)Co.,Ltd.深圳分公司の事務所(2013年設立)を龍華地区へ移転するとともに、多岐にわたる製品群を統合的に展示するショールームを同事務所内に新設すると発表した。また、この拠点整備・拡充にあわせて人員の増強を図るとしている。
事務所に隣接するショールームでは、ユーザーニーズに合わせて、その場で的確な商品説明やアドバイスを行なうほか、新規・既存ユーザー双方に向けたセミナーやトレーニングも実施可能。
さらに、スタッフ教育活動を通じて、現地特約店のサービスおよび営業スキルを強化し、より強固なサービスを生み出す循環創出を狙う。加えて、2019年7月に発足したYMRH(Yamaha Motor Robotics Holdings Co., Ltd.)の事業会社である「新川」「アピックヤマダ」「PFA」の現地事務所として集約させて、YMRHとのシナジーを加速させるとしている。
この体制強化は、ヤマハの長期ビジョンの1つである「ART for Human Possibilities, Advancing Robotics」の一環で、ロボティクス分野では、YMRHの得意とする半導体後工程を含めた「1 STOP SMART SOLUTION」コンセプトによる高度なトータルソリューションを、いち早く提供可能とする体制が構築される。
中国(華南)地域では、スマートフォン・5G関連の大手民生メーカーや、その部品メーカーだけでなく、産業系メーカー、自動車メーカー、EMS(Electronics Manufacturing Service)からの底堅い設備需要があり、体制強化はクライアントとのビジネスの高効率化を下支えすると結んでいる。
YAMAHA MOTOR IM (SUZHOU) CO., LTD. SHENZHEN BRANCHの概要
所在地:深圳市龙华区观澜街道观光路1301-70号银星智界一期一号楼一楼
延床面積:1,612m 2
従業員数:24名(2020年4月現在)
事業概要:中国(華南)における表面実装機・産業用ロボットの販売、アフターサービス