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BMW、ブランド初の新型EV「iX3」中国で生産開始。グローバル市場に展開

第5世代BMW eDriveテクノロジーを採用するSUVタイプのEV

2020年6月9日(現地時間) 発表

BMWブランド初の新型EV(電気自動車)「iX3」

 BMWは6月9日(現地時間)、BMWブランド初の新型EV(電気自動車)「iX3」を、中国で生産を開始すると発表した。

 中国にある合弁会社BBA(BMW Brilliance Automotive joint venture)では、予定通り夏の終わりに「iX3」の生産を開始。中国で生産されたiX3はグローバル市場に展開され、年末までに顧客にデリバリーされるという。

 iX3はBMW iブランドのEVに続く、BMWブランドとして初となるEV。iX3には、2021年以降に登場する「i4」「iNEXT」モデルでも使用される第5世代のBMW eDriveテクノロジーが採用された。

第5世代のBMW eDriveテクノロジーを採用するiX3

 第5世代のBMW eDriveテクノロジーでは、機器の省スペース化やモジュール設計など、さまざまな派生車両に電動パワートレーンコンポーネントを設置する柔軟性が追加されており、iX3においてもスポーツアクティビティビークル(SAV)の「X3」をベースにして、BBAでは「X3」と同じ生産ラインで生産される。

 すでに、iX3の公認に必要なテストは完了しており、WLTPモード(暫定データ)での航続距離は約440km。主要な自動車市場の規制当局に結果を提出したとしている。

BMWの新型EV「iX3」