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BMW、スポーツ・アクティビティ・クーペの新型「X4」発表会。M Performanceモデルは0-100km/h加速4.8秒
近い将来に「X7」「iX3」を導入すると予告
2018年9月6日 21:09
- 2018年9月6日 開催
ビー・エム・ダブリューは9月6日、同日発売したSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)の新型「X4」発表会を開催した。
新型X4は、最高出力265kW(360PS)/5500rpm、最大トルク500Nm/1520-4800rpmを発生する直列6気筒DOHC 3.0リッターターボエンジン搭載の「X4 M40i」、最高出力185kW(252PS)/5200rpm、最大トルク350Nm/1450-4800rpmを発生する直列4気筒DOHC 2.0リッターエンジン搭載の「X4 xDrive30i」「X4 xDrive30i M Sport」をラインアップする。価格は764万円~977万円。
発表会の冒頭に、同社代表取締役社長 ペーター・クロンシュナーブル氏は「今週は自然災害に見舞われたショッキングな1週間となりました」と、関西地方の台風、北海道の地震災害について触れ、「BMWグループを代表して、このたびの災害でお亡くなりになった人、被災された人たちに、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます」とお見舞いの言葉を述べた。
発表会のプレゼンテーションでは、新型X4を含めたBMWが展開するXモデルについて説明された。クロンシュナーブル氏は「初代『X5』を1990年に発売して以来、スポーツ・アクティビティ・ビークルはブランドの中核をなしています。2017年にXモデルファミリーは、世界のBMW販売台数において3分の1以上を占めました。日本においては、Xモデルは2010年から2017年までで倍増しました」と、XモデルがBMWの中核モデルに成長していることを強調した。
さらに、クロンシュナーブル氏は「今年はXモデルの年です、2017年後半に『X3』をリニューアルし、その後まったく新しい『X2』を発売しました。さらに、そう遠くない将来に『X7』とEVの『iX3』を導入します」と、将来的な導入計画を示した。
新型X4については、「エクステリア・デザイン」「エンジンバリエーション」「ドライビング・パフォーマンス」「インテリア・デザイン」「運転支援技術」という5つのポイントについて紹介。特に、BMW Mが手がける「X4 M40i」を導入時からラインアップしたことを強調した。
X4 M40iは、BMW Mが手がけるモデルの中で「M Performanceモデル」に位置付けられるモデル。サーキット走行を想定した「BMW Mモデル」に対して、高いスポーツ走行性能と実用性を兼ね備えたのがM Performanceモデルという。
クロンシュナーブル氏は「X4 M40iは、ロケットスタートを可能にするローンチコントロールを採用しており、0-100km/h加速は4.8秒です。搭載エンジンはサウンドも加速力も力強く、BMWの駆けぬける歓びを完璧に表現しています」と紹介。また、X4のドライビング・パフォーマンスについては「X4の運動性能は、すべてのモデルにM スポーツ・サスペンションを装着しており、低重心化と軽量化により、過酷な条件下でも俊敏な走りを提供いたします」と自信を示した。
プレゼンテーションの締めくくりに、クロンシュナーブル氏は「新型X4は、高級車に期待される快適性や利便性をすべて備えおりますが、実際にはスポーツ・アクティビティ・クーペであります。本物のオフロード性能を備えており、さまざまな路面状況に合わせてあらゆる特性を持っております。車内ではさらに広くなった足下と便利な分割シートによりくつろぐことができます。ラゲッジルームにはオフロードでもオンロードでも、旅に出かける際のキャンプ用具やスポーツ用具を収納する十分な広さがあります。このように新型X4は、趣味を持ち、内側も外側も若々しい情熱を忘れない人々にパーフェクトなクルマです」とアピールした。