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BMW、新型EV「i4」の走行テスト完了 最高出力530HP、航続可能距離は最大600km

2021年に日本でも発表

2021年1月22日(現地時間) 発表

カモフラージュされる新型i4

 BMWは1月22日(現地時間)、2021年の生産開始が予告されている新型EV(電気自動車)「i4」の走行テストが完了したことを発表した。なお、日本法人であるビー・エム・ダブリューは、1月26日に行なわれた新春記者会見で2021年に新型EV「iX」「iX3」とともにi4を発表することを予告している。

 新型i4の生産はミュンヘン工場で実施。既存の生産システムの約90%を利用して生産することができるとのことだが、2020年7月23日~9月7日に生産を一時停止し、この期間を利用してi4に高電圧バッテリーを搭載するための生産設備の改造対策を実施している。

 同社は2020年3月にグラン クーペのコンセプトモデル「コンセプト i4」を世界初公開。長いホイールベース、ファストバックルーフライン、短いオーバーハングで、エレガントかつダイナミックなデザインを実現しており、市販版となる新型i4もこうした特徴が引き継がれる。

新型i4

 新型i4は最高出力390kW(530HP)を発生する電動モーターを搭載し、0-100km/h加速は約4.0秒、航続可能距離は最大600km(WLTPモード)を可能にする。また、正確なハンドリング、高いコーナリングダイナミクス、いかなる路面でも最適なトラクションが得られるとしており、長いホイールベースや固有のキャンバー値、大径ホイール、低い重心や重量バランスといった点も特徴として挙げている。

The new BMW i4 - Final Calibration Drives(2分10秒)