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BMW、新型EV「i4」生産開始に向けてミュンヘン工場の車両生産を一時停止

2021年生産開始に向けた生産設備の改造で6週間生産停止

2020年7月22日(現地時間) 発表

写真は新型EV「i4」のコンセプトモデル「コンセプト i4」

 独BMWは7月22日(現地時間)、新型EV(電気自動車)「i4」の2021年の生産開始に向けて、ミュンヘン工場における車両生産を7月23日~9月7日の期間、一時停止すると発表した。

 新型EVとなるi4の生産については、ミュンヘン工場における既存の生産システムの約90%を利用して生産することができるというが、この生産停止期間を利用してi4に高電圧バッテリーを搭載するための生産設備の改造対策を実施するという。

 また、この工場の生産停止は2019年の初めから計画されていたもので、完成した生産設備でのオペレーションを最適化するため、従業員はVRを取り入れたトレーニングも行なわれるという。

BMWグループ ミュンヘン工場

 ミュンヘン工場長のRobert Engelhorn氏は「私たちはミュンヘン工場を将来に向けて準備しています。改造が完了すると、ディーゼル、ガソリン、ハイブリッドのドライブトレーンを搭載した車両と、完全電動のBMW i4をすべて同じラインで生産できるようになります。これにより、顧客の要求に柔軟に対応できるようになります」とコメントしている。

BMWグループ ミュンヘン工場長のRobert Engelhorn氏