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ブリヂストン、英Transense Technologies社の「iTrackソリューション事業」買収

鉱山車両のタイヤメンテナンスや車両運行オペレーションの効率化・最適化へのさらなる貢献を目指す

2020年6月25日 発表

 ブリヂストンは6月25日、イギリスのTransense Technologies PLCが保有するiTrackソリューション事業の買収を完了したことを発表した。

 iTrackソリューションは、鉱山事業者にタイヤメンテナンスや車両運行オペレーションの効率化・最適化に貢献するソリューションを提供していて、グローバルで高い評価を得ている事業の1つ。

 鉱山車両用タイヤ向けに専用設計されたタイヤ空気圧モニタリングシステムの提供を通じて、タイヤの温度や空気圧データとともに、車両位置情報や走行速度などのデータを統合して把握し、鉱山事業者の生産性と収益性の向上に向けたオペレーションの効率化・最適化に貢献するという。

 ブリヂストン 常務執行役員 G-MAAソリューション事業管掌の草野智弘氏は、今回の買収完了に関して「弊社は足下のタイヤ・ゴム事業をさらに強化するとともに、これをベースにタイヤデータやモビリティデータを活用して新たな“価値”を創造し、その“価値”を提供するソリューション事業を進化させていきます。今回の事業買収は、モビリティの領域においてサステナブルで先進的なソリューションの提供を目指す当社の戦略を加速させる確かな一歩となります」と述べている。

 ブリヂストンとTransense Technologies PLCは、2019年8月に業務提携契約を締結し、鉱山事業者向けにTransense Technologies PLCのiTrackソリューション事業を通じたサービスの紹介を開始。そのサービスは非常に高く評価されていて、今後さらに多くの鉱山事業者に提供していく。また、今回の買収によりTransense Technologies PLCのiTrackソリューション事業に従事する全従業員は、今後ブリヂストンのチームメイトとして進化するモビリティ社会を支えていくと結んでいる。