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トヨタ、外部給電機能付き車両の貸与など「令和2年7月豪雨災害」被災地支援を決定

2020年7月17日 発表

給電機能を持つプリウスPHV

 トヨタ自動車は7月17日、「令和2年7月豪雨災害」の被災自治体などへ外部給電機能を装備した車両の貸与など、緊急援助としての支援を決定したと発表した。

被災自治体等へ車両を貸与

プリウスPHVで採用されているAC外部給電システム「ヴィークルパワーコネクター」
台風15号の千葉大停電においての活用事例
7月1日の一部改良でAC100V・1500Wのアクセサリーコンセントを全車標準装備した「プリウス」

 外部給電機能を装備した車両は、現地での給電対応として役立ててもらうほか、人の移動として、り災証明発行などに活用できる小回りが利く小型乗用車、ボランティアなど、一度に大人数を送迎できるミニバンタイプ車、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための飛沫循環抑制車を貸与。

 さらに、物の運搬として災害廃棄物処理や日用品・医療品など生活に不可欠な物資の運搬車両を貸与する。

 これら車両を車両販売店、トヨタレンタリース店、トヨタモビリティパーツと連携しながら貸与することで生活再建に役立てもらう。

新型コロナウイルス感染症対策として自社製フェイスシールドを提供

 また、新型コロナウイルス感染症対策として自社製フェイスシールドを提供して、熊本県をはじめ、被災市町村の避難所運営などに活用してもらう。

 そのほか、社会福祉法人中央共同募金会や特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォームに総額500万円を寄付する。

 同社では「新型コロナウイルス感染症が収束しない中での自然災害という、日本がこれからも立ち向かわなければならない試練に対して、トヨタは販売店など地域の仲間と「心ひとつに」、被災地の皆さまを支援してまいります」とコメントしている。