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日産、自動運転の技術を伝える4コマ漫画「エポロの日常」配信開始

日産のデザイナーが描く、ロボットカー「エポロ」

2020年7月31日 発表

 日産自動車は7月31日、将来の自動運転につながる先進運転支援技術、またその基本となる「認知・判断・制御」の考え方について、日産のロボットカー「エポロ」が登場して紹介する4コマ漫画「エポロの日常」を、日産の公式SNSアカウントおよびWebサイトにて公開した。

 日産は2023年度末までの構造改革において、電動化を推進するとともに将来の自動運転につながる先進運転支援技術の拡大に注力すると宣言。同時に先進運転支援技術を搭載した商品展開と実用領域での技術の完成度においては先行し、さまざまな車種への先進安全技術の早期からの採用はもちろん、2019年には「スカイライン」に、高速道路の複数車線をナビゲーションシステムと連動して設定したルートを走行し、同一車線内でのハンズオフやルート走行中の分岐・追い越し時の車線変更など、ドライバーの運転操作を幅広く支援する世界初の先進運転支援技術「プロパイロット 2.0」を搭載した。

 今回の「エポロの日常」は、すでに実用化されている先進運転支援技術を、より多くの人に身近なものとして感じてもらうことを目的に開始。これらの技術は「認知」「判断」「制御」の3つの処理により実現し、その1つひとつは私たち人間が日々の生活の中で行なっていることと基本的に同じ。愛らしいフォルムと個性を持った7体のロボットカー「エポロ」の日常生活を通して、「認知」「判断」「制御」に関する技術を表現するという。

 漫画の中で活躍するエポロ達は、日産のデザイナーが親しみのあるキャラクターとして描いていて、週1回、日産の公式SNSアカウント(Twitter、Instagram)にて、全30話の配信を予定している。SNSで配信されたエピソードや関連する技術の情報は、日産の技術を紹介するサイトでも公開される。

エポロ(EPORO)とは?

 群走行しながらぶつからないロボットカー。EPORO: EPisode O (Zero) RObot(CO2排出ゼロ、交通事故ゼロに向かうエピソード)の略。開発にあたっては、海中の障害物を回避しながら、集団の中でもお互いにぶつからずに泳ぐ魚群の習性に着目し、その行動ルールをエポロの走行制御に応用。4コママンガでは、クルマに搭載されている安全技術や未来の自動運転に必要な技術について表現する存在として登場。

エポロ(EPORO)

作画について

 連載を担当するのは、2003年よりグローバルデザイン本部で感性品質を担当し、この6月よりデザインビジネスマネジメント部で地域貢献・CSRなどを担当する羽渕裕美子氏。4コマ漫画を連載するにあたって「まるで人間のように楽しく生きる愛嬌たっぷりのエポロたちの日常を、自動運転や安全技術の知識も交えて描いていきます。がんばります!」との抱負をのべています。

日産デザイナーの羽渕裕美子氏