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トヨタ、「ハイラックス」マイチェン 日本専用パーツでよりアクティブデザインに

サスペンション改良やVFC(Variable flow control)機能追加も

2020年8月19日 発売

347万1000円~387万6000円

マイナーチェンジした「ハイラックス」写真は「Z」

 トヨタ自動車は8月19日、「ハイラックス」をマイナーチェンジして発売した。マイナーチェンジではエンジン改良による燃費向上のほか、サスペンションの変更やVFC(Variable flow control)機能追加など、操縦安定性や乗り心地の向上を図った。価格は「X」が347万1000円、「Z」が387万6000円。

 ハイラックスは直列4気筒2.4リッターディーゼル直噴ターボ「2GD-FTV」型エンジンを搭載。トランスミッションは6速ATを組み合わせ、駆動方式は4WDとなる。

 マイナーチェンジではディーゼルエンジンの改良とアイドリングストップ機能の追加が行なわれ、WLTCモード走行燃費で11.7km/Lを達成。JC08モード燃費においては従来モデルの11.8km/Lから13.6km/Lとなり、従来モデルに対して15%以上の燃費向上を実現させたという。

 また、サスペンションの改良とVFC機能の追加により、操縦安定性と乗り心地を向上させた。

Z

 Zグレードでは、プリクラッシュセーフティやレーンディパーチャーアラート(ヨーアシスト機能付)などの安全機能に加え、新たに静止物の接近を表示とブザーで知らせるクリアランスソナー&バックソナーを標準装備。また、オートLSDを追加して、コーナリング時や悪路で左右駆動輪にトルクを適切に配分することで、トラクション性を向上させ、高い車両コントロール性能を実現したとのこと。

 エクステリアデザインでは、台形の大型グリルを採用したフロントフェイスにより顔の厚み感を表現し、グリルを支えるフロント構成で力強さを表現するとともに、日本専用のバンパーガードガーニッシュでよりアクティブなイメージを強化。また、薄型化したグリルからヘッドライトに軸を通すことでワイド感を与え、Bi-Beam LED化により先進的な表情を演出している。

X

 内装は、Xグレードにもオプティトロンメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを設定して視認性を向上。メーター自体もリングのメッキ化など加飾変更により、タフネスなイメージを表現させた。

 ボディカラーは、新たに設定する「オキサイドブロンズメタリック」「ダークブルーマイカ」の2色を含めた、全5色を設定した。

オキサイドブロンズメタリック
ダークブルーマイカ
アティチュードブラックマイカ
シルバーメタリック
スーパーホワイトII
マイナーチェンジした「ハイラックス」(写真はZ)