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パイオニア、中高音の点音源再生を実現したカロッツェリアPRSスピーカー
「CSTドライバー」を市販車載スピーカーとして初採用、9月発売予定
2020年8月21日 08:28
- 2020年9月 発表
- TS-Z900PRS:12万8000円(税別)
- TS-HX900PRS:7万8000円(税別)
パイオニアは8月20日、カロッツェリアのPRS(Pioneer Reference Series)スピーカーラインアップとして、17cmセパレート3ウェイスピーカー「TS-Z900PRS」と7.3cm2ウェイハイレンジ「TS-HX900PRS」を発売すると発表した。発売時期は9月、価格はTS-Z900PRSが12万8000円(税別)、TS-HX900PRSが7万8000円(税別)。
TS-Z900PRSとTS-HX900PRSには、パイオニアのハイエンドオーディオブランド「TAD」のコア技術「CST(Coherent Source Transducer)ドライバー」を市販の車載スピーカーとして初採用。
CSTは、「TAD」が目指す“音像と音場の高次元での両立”を実現するために開発されたコアテクノロジー。トゥイーターとミッドレンジを同軸場に配置することで、高音と中音の到達時間に差が生まれず、トゥイーターとミッドレンジ間に位相のズレが発生しないことにより、安定した定位と豊かで自然な音場空間を実現する。
さらにトゥイーター部のマッチングホーンとミッドレンジのコーン形状をシームレス化することで、トゥイーターの指向特性をコントロール。可聴帯域において左右の角度が軸上から外れても、軸上 特性と遜色のない広指向特性を実現。“中音と高音の音源を、ひとつのポイントから広帯域に渡り指向性をコントロールしながら再生する(点音源再生)”という理想を具現化したという。
TS-Z900PRSはCSTドライバーとウーファーユニットのセットで、従来のセパレート2ウェイスピーカーと同様の取り付け方でフロント3ウェイスピーカーシステムを構築できるスピーカーシステム。TS-HX900PRSはほかのウーファーユニットと組み合わせられる2ウェイハイレンジとなる。
製品にはCSTドライバー用のダッシュボード取付用台座とピラー取付用補助スペーサーを同梱しており、好みの場所に取り付けられるほか、それぞれクロスオーバーネットワークも付属。「TS-Z900PRS」のウーファーをカスタムフィット化することで幅広い車種への取り付けに対応した。