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三菱自動車と箱根町が災害時協力協定締結 災害時に「特務機関NERV災害対策車両」も出動
2020年9月2日 08:35
- 2020年9月1日 発表
三菱自動車工業は9月1日、神奈川県箱根町、東日本三菱自動車販売と、8月31日に災害時協力協定を締結したと発表。合わせて、箱根町とゲヒルンが特務機関NERVの災害対策車を災害時に派遣する協定も締結された。
三菱自動車では2022年度までに全国の自治体と災害時協力協定の締結を目指す「DENDOコミュニティサポートプログラム」を推進しており、箱根町は67例目。同協定の狙いは、災害発生時に改めて自治体と必要事項を確認する時間のロスをなくし、給電等に活用できる「アウトランダーPHEV」などの電動車を速やかに被災地・避難所等へ届けることとしている。
また、箱根町とゲヒルンの協定では、災害による長期停電や通信網の途絶に備えて、防災情報配信サービスの継続と近隣自治体への支援を目的とした災害対策車「特務機関NERV《ネルフ》制式 電源供給・衛星通信車両 5LA-GG3W(改)」を災害時に派遣し、給電サービス・Wi-Fiサービス・IP電話サービスを災害対策本部・避難所等に提供するとしている。
同協定においては、アニメ作品「エヴァンゲリオン」シリーズに登場する「特務機関NERV」の本部所在地が箱根町をモデルとしていることから、災害発生時においても相互連携し、円滑な災害応急対応を実施することを目的としている。
ゲヒルンは「特務機関NERVの名称は、人気アニメ作品『エヴァンゲリオン』シリーズに由来しており、同シリーズの作品内で特務機関NERVの本部が所在する第3新東京市という架空の都市は、箱根町がモデルになっています。このたび、『エヴァンゲリオン』と関わりの深い箱根町と、作品の枠を超え、防災協定を締結できたことを非常に嬉しく思っています。特務機関NERV 災害対策車両は、『アウトランダーPHEV』の給電機能と、スカパーJSATが提供する衛星通信機能を備え、ライフラインが途絶した災害時でも独自に電力と通信を確保できるようになっています。災害時に円滑に支援業務ができるよう、ゲヒルンは、三菱自動車・スカパーJSAT・箱根町とさらに連携を強化してまいります」とコメントしている。