ニュース

世界初公開の日産「フェアレディZ プロトタイプ」発表会で内田社長「Zはいつの時代も手が届くスポーツカー」

2020年9月16日 世界初公開

新型「フェアレディZ プロトタイプ」

 日産自動車は9月16日、新型「フェアレディZ」のプロトタイプ「フェアレディZ プロトタイプ」を世界初公開した。オンライン発表会に登場した日産の社長兼CEOの内田誠氏は「Zはいつの時代も手が届くスポーツカーであり、最高の体験を求めるドライバーが意のままに操ることができるスポーツカーです」と新型フェアレディZを紹介した。

 内田氏は「V6ツインターボエンジン、6速マニュアルトランスミッション、クルマと一体となって走りたい。そんな皆さんのために用意しました」と、現在公開されているフェアレディZ プロトタイプの主要諸元は、V6ツインターボエンジンを搭載して、トランスミッションは6速MTを採用。ボディサイズは4382×1850×1310mm(全長×全幅×全高)。ホイール/タイヤ寸法はフロント:255/40R19、リア:285/35R19となっている。

 今回公開されたプロトタイプモデルについて、内田氏は「このプロトタイプはコンセプトカーではありません。デザインはほぼ完成しました。ご覧の通り、Zらしさに溢れるデザインです。そしてエンジニアたちは、ドライバーとクルマの一体感をZならではと言える完璧なものへと作りこんでいます」と明かし、「フェアレディZ プロトタイプは伝統に忠実であることを大切にしました。これまでにZを所有しそのドライビングを楽しんで来られたお客さまの期待に応えたい、一方で新しい世代のお客さま、例えばオンラインゲームでZのレースに夢中になっている皆さんにも是非リアルなZを楽しんでもらいたい。そういう思いで作り上げてきました」と話した。

フェアレディZ プロトタイプのインテリア

 50年に及ぶ歴史を持つフェアレディZについて、内田氏は「Zは私たち日産のDNA、情熱そのものです。世界中の日産で働く従業員に、Zはインスピレーションと喜びを与えてくれるのです。フェアレディZが誕生した1969年世界のスポーツカーの常識を覆しました。こんなクルマは他に見たことがない、抜きん出たデザイン、目を奪うかっこよさ、そしてみんなの手に届くスポーツカー、Zは世界中のドライバーが絶対に手に入れるしかない。そう思う類いまれなクルマなのです」との位置付けが語られた。

 発表会の中で、内田氏は「私にとって初めてのクルマそれがフェアレディZでした。いや本当に一目惚れでした、あまりのかっこよさ引き寄せられ、走らせてみて絶対に手に入れるぞと決めました。そして1993年についにZを購入したのですが、ガンメタのTバールーフ、もちろんマニュアルでした。当時の私にとってはかなりの買い物でしたが私の最高の相棒になってくれました。洗車をするたびに前方斜め45度からいつまでもずっと眺めていました」などと自身の思い出を語った。

【中継】「 #フェアレディZ プロトタイプ」 オンライン公開(日産自動車株式会社が運営する日産公式チャンネル)