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全国警察初配備の栃木県警察「レクサスLCパトカー」、写真や動画で紹介
V8エンジンのサウンドやサイレン音も披露
2020年9月26日 08:05
- 2020年9月18日 公開
栃木県警察が9月18日に初公開した「レクサスLCパトカー」。この記事では、「栃木県警察レクサスLCパトカー寄贈式」で披露されたレクサスLCパトカーを写真や動画でお伝えする。
全国警察初採用となるレクサスLCパトカーは、県民から寄贈されたレクサス(トヨタ自動車)の高級クーペ「LC」を警察車両として採用したもので、価格は1740万円。
9月18日に栃木県庁前において行なわれた「栃木県警察レクサスLCパトカー寄贈式」には、福田富一栃木県知事や寄贈者で会社役員の中村和男氏らが出席。式典の中で、車両がアンベールされると、V8エンジンの野太い始動音とともにサイレン音が会場に鳴り響いた。
栃木県警では、これまでも日産自動車の「フェアレディZ」や本田技研工業「NSX」をパトカーとして採用。2018年には今回と同じ中村氏の寄贈により、日産「GT-R」の「GT-Rパトカー」を採用している。
今回、新たにパトカーに採用されたのは、レクサスLCのガソリンモデル「LC500」。市販モデルのスペックは、最高出力351kW(477PS)/7100rpm、最大トルク540Nm/4800rpmを発生するV型8気筒5.0リッターエンジンを搭載して、トランスミッションは10速ATを採用。駆動方式は2WD(FR)となる。
栃木県警では、今回公開されたレクサスLCパトカーを交通機動隊に配備し、交通取締りや交通安全イベントへの参加などに活用する考え。
寄贈式の中で、栃木県警察本部長の原田義久氏は「中村さまにはこれまでも本県警察に対して悲惨な交通事故を抑止するために日産GT-Rパトカーを寄付いただくなど、安全で安心な栃木の実現に多大なるご支援をいただいております。この度、交通事故防止にぜひとも役立ててほしいと、さらなる寄付のお申し出をいただき、本日、全国警察初となるレクサスLCパトカーを本県警察において運用することとなりました。レクサスLCは滑らかな加速減速が可能で、機能性に優れるといった特徴があり、本県警察においてもこの性能を生かして交通取り締まりを始めとした、各種対策を強力に推進して参りたいと、決意をあらたにするところであります」とコメントしている。