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セレンス、音声AIのクラウドサービス日本拠点を新開設 最初にトヨタが契約

新たなホスティング拠点によりスムーズなAI音声エクスペリエンスを提供

2021年1月21日(現地時間)発表

 自動車業界向けにAI技術を提供するセレンスは1月21日(現地時間)、新たにセレンスクラウドサービスのホスティング拠点を日本に開設し、トヨタ自動車が最初のホスティングユーザーとして契約したと発表した。

 この新しいホスティング拠点は「音声認識」「音声合成」「自然言語理解」などのAI対応音声技術をクラウドベースで提供するもの。新たなホスティング拠点の開設により、日本におけるレスポンスタイムが短縮され、セレンスのクラウドベースAI対応音声技術を利用している自動車メーカーやモビリティ企業、そしてエンドユーザーに対して、よりスピーディーでスムーズな音声エクスペリエンスの提供が可能となるとしている。

 トヨタのコネテクティッドサービス対応カーナビゲーションに「近くの駐車場があるレストランを探して」など音声で話しかけると、リクエストに応じて情報を検索し、音声で応答するといったエージェント機能(音声対話サービス)に、セレンスは2014年よりクラウドベースの音声認識技術を提供。

 今回開設した日本のホスティング拠点を活用することで、エージェント機能の音声認識レスポンスが向上し、トヨタのコネクティッドサービスユーザーへ、よりスムーズで進化したドライバーエクスペリエンスの提供を可能とする。

 Cerence Japanのリージョナルバイス・プレジデント 木村正二郎氏は「セレンスは世界中で高まる車載音声AIアシスタントへの期待やニーズにお応えするために、サービスの向上と機能強化に取り組んでいます。今回の日本市場に対応したホスティング拠点の導入もその一環であり、この新たな取り組みにより、トヨタをはじめとする自動車メーカー各社と、日本のコネテクティッドサービスのユーザーの皆さまに最先端のエクスペリエンスをご提供できると確信しております」と述べている。