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メルセデス・ベンツ、「C 63」「GLC 63 S」「GT 43」など計951台をリコール ESPプログラムの不具合で制動停止距離が伸びるおそれ

ESPコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換え

2021年1月28日 発表

改善箇所説明図

 メルセデス・ベンツ日本は1月28日、横滑り防止装置(ESP)に不具合があるとして「C 63」「C 63 ステーションワゴン」「C 63 クーペ」「C 63 S」「C 63 S ステーションワゴン」「C 63 S クーペ」「C 63 S カブリオレ」「GLC 63 S」「GT 43」「GT 53 S」「GT 63 S」など12車種、計951台のリコールを国土交通省に届け出た。対象車両の輸入期間は2018年8月6日~2020年8月6日。

 リコール内容は、横滑り防止装置において、ESPコントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、ヨーセンサの計算値にずれが生じることがある。そのため、走行状況に応じたESPの制御が最適に行なわれず、最悪の場合、制動停止距離が伸びるおそれがあるというもの。

 改善措置として全車両、ESPコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。

 不具合の発見はドイツ本社からの情報によるもので、不具合件数は0件、事故は発生していない。