ニュース

UDトラックス「クオン」に横浜ゴムのトラック・バス用タイヤ空気圧モニタリングシステム「HiTES4」採用

タイヤ内部の空気圧と温度をリアルタイムで確認

2021年2月18日 発表

Quon CD Short cab

 横浜ゴムは2月18日、UDトラックスの大型トラック「クオン(Quon)」に、横浜ゴムのトラック・バス用タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)「HiTES4(ハイテスフォー)」が純正オプションとして採用されたと発表した。

 HiTESはタイヤ内部の空気圧と温度をリアルタイムで確認することが可能で、管理値から外れた際には警報を発するモニタリングシステム。純正オプションの対象となるのは、4軸車CG、3軸車CD、2軸トラクターヘッドGKの3モデルの国内向け車両。

「HiTES4」のロゴ

 今回採用されたHiTES4は、2020年9月より販売している第4世代モデルで、異常が検知された際に音と色点滅で伝えるインジケーターやスマートフォン・タブレットでタイヤ状態を確認できる機能により空気圧の見える化を図った。また、IoTを活用してタイヤ点検情報などを管理する同社のタイヤマネジメントシステム「T.M.S(ティーエムエス)」と連携させることで、車両から離れた場所からでもタイヤ内部の空気圧と温度や車両の位置をモニターすることができるとしている。

 トラック市場では安全性と経済性の面からタイヤの空気圧管理が重要視されており、近年、空気圧管理を簡便かつ正確に行えるTPMSのニーズが高まっている。今回、安全運行を支えるTPMSとしての基本性能はもちろん、輸送事業者を総合的にサポートする「T.M.S」との連携も可能なことから「HiTES4」の採用が決定したという。