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マグナ、わき見運転の削減を目的にルームミラー型ドライバーモニタリングシステム開発

2021年4月6日(現地時間)発表

ルームミラーを用いたドライバーモニタリングシステムを発表

幼児置き去り検知、シートベルト非着用検知も

 カナダの自動車部品メーカーであるマグナ・インターナショナルは4月6日(現地時間)、ルームミラーを用いたドライバーモニタリングシステムを発表した。

 今回発表されたモニタリングシステムはわき見運転を削減する目的で開発されたもので、ドライバーの頭、目、体の動きをモニターし、ドライバーのわき見や眠気、疲労を表す動作を検知すると、音声や視覚(カスタマイズ可能)で警告を発するというもの。

 カメラはルームミラーに一体化され、ドライバーに遮るものがない視界を提供。同システムでは幼児置き去り検知、シートベルト非着用検知に加え、ユーザーの好みに合ったメモリー設定も可能で、限定した同乗者の検知・特定も行なえるという。

 今回の発表について、マグナ ミラーズ&エレクトロニクスのプレジデントであるJohn O’Hara氏は、「マグナのドライバーモニタリングシステムは、自動車メーカーや消費者に、わき見運転という大きな社会問題に対処する未来にフォーカスしたソリューションを提供します」と述べるとともに、「このシステムは、カメラ技術とミラー技術に関するマグナの知見の延長線上に自然に行きついたソリューションであり、業界の課題に対する革新的なソリューションをもたらす私たちのシステムレベルのアプローチを実証するものです」とコメントしている。