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BMW Motorrad、コンパクトなスポーツモデル新型「G 310 R」63万7000円から
2021年4月23日 13:09
- 2021年4月23日 予約受付開始
- 63万7000円~65万円
躍動感あふれるダイナミック・ロードスター
ビー・エム・ダブリューは4月23日より、普通自動2輪免許で運転できるサイズで、操作性に優れ、扱いやすくてスポーティな新型「G 310 R(ジー・サンイチマル・アール)」の予約注文の受付を開始した。納車は6月中旬頃を予定。価格は63万7000円。特別色のスポーツスタイルは65万円。
2015年に初登場したG 310 Rは、BMW Motorradのダイナミック・ロードスターの世界を、排気量750cc以下のセグメントに向けて制作されたモデル。
新型G 310 Rのエンジンは、先代モデル同様に4バルブDOHCに電子制御式燃料噴射装置を備えた水冷単気筒 313ccエンジンを搭載。また、シリンダーを後方に傾けたことで、シリンダーヘッドを180度回転させて吸気側を前方に、排気側を後方にするという特徴も、先代モデルを継承。この配置は燃焼ガスの流路を最適化するというロジックに沿ったもので、極めてコンパクトな構造を実現しつつ、最高出力34PS(25kW)/9250rpm、最大トルク28Nm/7500rpmを発生する。
また、エレクトロニック・スロットル・グリップを装備したことで、より繊細なスロットル・レスポンスを実現。このシステムは、発進の際に自動的にアイドリング回転数を上昇させることでエンジン・ストールを防ぐだけでなく、自己増幅式アンチ・ホッピング・クラッチも刷新したことにより、エンジン・ドラッグ・トルクを低減し、特にシフトダウンと同時にブレーキを操作する際の安全性を大幅に向上させたという。さらに、クラッチ・レバーの操作力も大幅に軽減されている。
新型G 310 Rでは、先代モデルで採用されたLEDブレーキ・ライトに加え、夜間の視認性をさらに向上させるフルLEDヘッドライトと、道路上での被視認性を高めるLEDフラッシング・ターン・インディケーターを装備。新しいLEDヘッドライトは、極めて明るく均一に路面を照射することを可能とした。
また、クラッチ・レバーとハンドブレーキ・レバーは、手の小さな人でもフィットできるように4段階調整式に変更。ブレーキ・レバーの3段目がこれまでの握り幅と同じで、1段目はハンドル・バーに6mm近くなっている。
ボディカラーは3種類で、たくましさを強調したベース・カラーの「コスミック・ブラック」に加え、もう1つのベース・カラーとして「ポーラー・ホワイト」が用意され、BMWの伝統的コーポレート・カラーのブルーのアクセントがフレッシュかつダイナミックさを強調。スポーティなベース・カラーの「ライムストーン・メタリック」はフェアリング・サイド・パネルに目を引く赤色の「R」のグラフィックをあしらい、赤色のフレームとホイールでスポーティな一面を表現している。