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スバル、新型「BRZ」のAT車&MT車をラリードライバーの新井敏弘/大輝選手が雪上ドライブ
2021年4月23日 16:17
- 2021年4月21日 公開
親子でテストコースをドリフト走行
スバルは4月21日、YouTube公式チャンネル「SUBARU On-Tube」にて、2005年と2007年にプロダクションカー世界ラリー選手権でチャンピオンを獲得した実績を持つ「世界のトシ・アライ」こと新井敏弘選手と、2020年に全日本ラリー選手権JN1クラスでチャンピオンを獲得した新井大輝選手の、2人の親子トップラリードライバーによる新型「BRZ」のAT車とMT車の比較試乗動画を公開した。
過去にインプレッサでワールドチャンピオンを獲得した敏弘選手は「AWDを知り尽くしたスバルが、FRに原点回帰をしてすごくいいクルマを作ってくれたので楽しみたい」とまずはAT車を試乗。大輝選手は「クルマは乗ってこそ楽しさを分かち合えるもので、その中でも新型BRZは速くて臨場感を体感できるクルマだと思う」とMT車を試乗。
さすがトップラリードライバーの両選手。にこやかにコメントを述べながらも、窓の外の景色は尋常ではない速さで流れていき、そのステアリング操作の素早さと正確さも見どころの1つとなっている。
「いい意味でたまげました、素晴らしい」新井敏弘選手
雪での試乗は初めてという新井敏弘選手は、ボディ性能のおかげでトラクションがとてもかかる点をまずはピックアップ。また、サスペンションについても、よりトラクションがかかる仕上がりになっていると評価した。さらにATの反応のよさにも言及。ちゃんとATがついてきてくれることで「FRで雪の中を走っている感じがしない」と感想を述べている。また、その感触を「雪の中でも全体的に吸い付いている感じ」と表現した。
また、AT車でアイサイトも搭載されていることから「スポーツ走行をしないときは楽だし安全だし、50歳を過ぎてからもう1度クルマで走りを楽しみたい人にはすごくいい気がする」とコメントしている。他にも「FRは雪道だともっと上れないイメージがあったけど、結構急な坂も新雪も平気だった」と驚いた様子を見せていた。
「乗れば乗るほど欲しくなっちゃう」新井大輝選手
実際に現行モデルのBRZを所有しているという新井大輝選手は「MT車やFRといったスポーツカーだと“雪道は難しい”とイメージされがちだけど、新型BRZの雪上の安定感には一番驚かされた」という。また、ラリードライバーとしてさまざまな路面を走ってきた経験を踏まえつつ、「雪の中でこれほどトラクションがかかって、安心してアクセルを踏めるクルマって、多分なかなか出てこないんじゃないかな」とコメント。
またMT車については、自分で1速、2速、3速、4速と操作する楽しさと、新しい2.4リッターエンジンが持っているパワーとトルクを引き出せる点を評価した。
最後に両選手は対談で、たとえBRZにEVや自動運転が入っても、最後は人間が運転するものであるだろうし、ドライバーを「安心安全に楽しませる」というスバルのパッケージングというDNAはずっと継承されており、時代や環境が変わっても基礎となる部分は同じはずで、新型BRZはそれを現時点で高い次元で両立させているクルマだと締めくくっている。